【ひやおろしおすすめ10選】秋に旬を迎える旨味たっぷりな日本酒を厳選紹介

ひやおろしおすすめ10選

「ひやおろし」は、春先にしぼられた新酒をひと夏じっくりと熟成させて秋口に出荷するお酒のことです。

サケ丸

ひやおろしは「秋あがり」とも呼ばれていて、秋にしか味わえない季節限定のお酒だよ!

さやかちゃん

秋の限定酒…。どんな味がするんだろう?

「ひやおろし」の最大の魅力は、熟成させることによって生まれる円やかな口当たりと、旨味が増した深い味わいです。

そのため、同じく旬を迎えた秋刀魚やサツマイモ、マツタケなどの秋の味覚と相性抜群なんです。

ひやおろしと鍋料理は相性バツグン

9月になると、各地域の酒蔵から、個性的で魅力的な秋の味覚「ひやおろし」が続々と出荷されます。

本記事では、「ひやおろし」をまだ飲んだことのない方向けに、おすすめの10本を厳選しました。

新酒にはない、落ち着いた香りと円やかな口当たり、そして旨味の増した味わいは、秋の夜長に食中酒としてじっくり飲むのにピッタリです。

本記事でご紹介する銘柄を購入する際の参考にしていただきまして、秋の旬の日本酒をぜひ味っていただければと思います。

この記事で分かること

  1. ひやおろしのおすすめ10選
  2. ひやおろしの味や香りの特徴
  3. ひやおろしの美味しい飲み方
  4. ひやおろしの保存方法

目次

「ひやおろし」とは|秋に旬を迎える円熟した香味が特徴のお酒

日本酒と稲穂

「ひやおろし(冷卸)」とは、冬に絞った新酒をひと夏熟成させ、秋口に出荷するお酒です。別名「秋あがり」とも呼ばれていて、秋にしか味わえない季節限定酒です。

また、一般的な日本酒は、劣化を防ぐために火入れを2回(貯蔵前と出荷前)行いますが、ひやおろしは風味を損なわないよう、貯蔵前の1回しか火入れを行いません。

日本酒のタイプによる火入れの違い

※クリックで拡大

サケ丸

ひやおろしは生詰め(貯蔵前に火入れを1回行い、出荷前は行わない)の製法造られていて、熟成による繊細な風味が味わえるんだよ!

さやかちゃん

2回目の火入れを行わないから、「半生のお酒」と言われているんですね!
MEMO
貯蔵タンクに入れる前に1回火入れを行い、出荷する前の2回目の火入れを行わなず「冷や(生)」の状態で「卸す(出荷)」ことから「ひやおろし」と呼ばれるようになりました。

なお、「ひやおろし」の詳しい製造方法については、以下の記事で詳しく紹介していますので、併せてご覧くださいませ。

秋限定のひやおろし 秋限定の日本酒「ひやおろし」とは?|熟成された味わいは秋の味覚とベストマッチ

味わいの特徴|まろやかな飲み口と深みのある味わいが特徴

ひやおろしは熟成した旨味を楽しむことができる

11月から翌年3月にかけて出荷される「新酒」は、果実のような香りとフレッシュで軽快な味わいが特徴ですが、熟成期間が殆どないためアルコールの角があるような荒々しさを感じます。

一方、「ひやおろし」は春から夏場にかけて貯蔵タンクでしっかりと熟成されますので、アルコールの角が取れて円やかになり、旨味が増した深い味わいに変わります。

サケ丸

「ひやおろし」は江戸時代から続く秋の風物詩として、酒好きに愛されてきたんだよ!

香りの特徴|穏やかで落ち着いた香りが特徴

ひやおろしは食中酒として飲むのに適している

程よく熟成された「ひやおろし」は、落ち着いた控えめな香りが特徴です。

そのため、食事の風味を邪魔することがありませんので、料理と合わせて食中酒として飲むのに最適なお酒です。

サケ丸

深い味わいの「ひやおろし」と油の乗った秋の味覚は相性抜群だよ ♪

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新酒とは|冬から春に旬を迎えるフレッシュな香味が特徴のお酒

新酒はフレッシュな香味が特徴の春のお酒

お米を収穫して秋から様々な工程を経て丹精込めて造られたお酒は、冬に出来上がります。

こうして造られた最初の日本酒は「新酒」または「しぼりたて」と呼ばれ、冬から春にかけて味わえる季節限定のお酒です。

新酒は、ひやおろしのような旨味はないものの、フレッシュでライトな味わいと、果実のような爽やかな香りが魅力のお酒です。

サケ丸

新酒は熟成期間がほとんどないため、若々しい味わいが特徴のお酒だよ!

さやかちゃん

新春を迎えた晴れやかな気分にピッタリのお酒ですね (^^)

なお、以下の記事で「新酒」のおすすめ10選をご紹介していますので、併せてご覧くださいませ。

新酒おすすめ10選 【新酒おすすめ10選】しぼりたての日本酒が味わえる季節限定のお酒をご紹介

「ひやおろし」おすすめ10選|秋の旬の味を堪能できる銘柄をご紹介!

こちらでは、「ひやおろし」のおすすめ10選をご紹介します。

ひやおろしは9月から11月にかけて販売される季節限定酒ですので、今回ご紹介する銘柄の中には品切れのお酒もあるかもしれません。

気になる銘柄がありましたら、できるだけ早いご購入をおすすめします。

①やまとしずく 純米吟醸 ひやおろし(秋田県)

醇酒(コクのあるお酒)
地元の原料で造られたマイルドな旨味・酸味と甘やかな果実香が絶妙な秋酒
「やまとしずく」が醸す『純米吟醸 ひやおろし』は、地元の米と水で造られた秋の限定酒です。マイルドな旨味・酸味と甘やかな果実香が、ほのかに感じる苦みとともにスッと消えていく後味は絶妙です。ぬる燗にしますと味の乗ったお米の風味を堪能できますので、おすすめです。
酒米 秋田酒こまち
精米歩合 55%
日本酒度 +1.0
酸度 1.8
味わい 辛口
飲み方 常温・ぬる燗

②千代の光 ひやおろし(新潟県)

醇酒(コクのあるお酒)
秋の夜長にぴったりな柔らかで上品な甘みが広がるお酒
夏場にしっかりと熟成させて、丸みを帯びた深い味わいとなった『雨後の月 八反 純米吟醸ひやおろし』は、秋の夜長にゆっくりと味わう秋酒にふさわしい1本です。使用している酒米は、香り高くなめらかで淡麗な味わいが特徴の「八反」で、優しい甘みとふくよかなお米の旨味を堪能することができます。常温のヒヤも美味しいですが、お燗にすると上品な甘みがフワッと口いっぱいに広がります。
酒米 山田錦・五百万石
精米歩合 54%
日本酒度 +2.0
酸度 1.2
味わい 中辛口
飲み方 冷酒・常温・ぬる燗

③楯野川 純米大吟醸 源流 冷卸(山形県)

醇酒(コクのあるお酒)
冷蔵熟成で生まれる円やかな風味が特徴の数量限定酒
山形県産の美山錦を精米歩合50%まで磨いて造られた純米大吟醸酒のひやおろしです。火入れ殺菌した後に瓶詰をし、ひと夏冷蔵熟成させたこのお酒は、適度な熟成感と川の流れのようなスッキリとしたキレの良い後味に仕上げられています。最初は常温で酒本来の風味を楽しんでいただき、徐々に温度を上げながら飲んでいただきますと、このお酒の良さを余すとなく堪能していただけます。
酒米 山形県産美山錦
精米歩合 50%
日本酒度 -1.0
酸度 1.3
味わい やや辛口麗
飲み方 冷酒・常温・ぬる燗・熱燗

④蓬莱 自然発酵蔵ひやおろし(岐阜県)

醇酒(コクのあるお酒)
秘境の名水「天生水」で醸された淡麗で綺麗な味わいのお酒
飛騨最後の秘境から湧き出る名水「天生水」で醸された特別純米酒です。端麗でスッキリとした味わいの中にもしっかりとしたお米の旨味を感じることができます。冷酒にしますと清涼感が増して軽快な飲み口になり、お燗にすると米の風味がさらに引き立ちます。幅広い温度帯で楽しめる懐の深い1本です。
酒米 飛騨ほまれ
精米歩合 55%
日本酒度 +1.0
酸度
味わい やや甘口
飲み方 常温・ぬる燗

⑤菊水純米吟醸ひやおろし(新潟県)

醇酒(コクのあるお酒)
旨味が増した秋の味覚と相性抜群!菊水の季節限定酒
秋の味覚にぴったりな『菊水純米吟醸ひやおろし 』は、菊水が手掛ける季節限定酒です。低温の酒蔵でじっくりと熟成された純米吟醸は、秋ならではの「コクうま」な味わいです。秋刀魚やさつまいも、きのこ、かぼちゃなど旨味が増した食材との相性が抜群ですので、秋の味覚と共にお楽しみください。
酒米 新潟県産米
精米歩合 55%
日本酒度 +2.0
酸度 1.4
味わい やや辛口
飲み方 常温

⑥浦霞 ひやおろし特別純米酒(宮城県)

醇酒(コクのあるお酒)
ファンを魅了するフルーティーで旨味タップリなお酒
長年にわたりファンを魅了し、ひやおろしの確固たる地位を築いた「浦霞ひやおろし」です。滑らかな口当たりと落ち着いた味わい、コクの効いた旨さは低温でじっくり醸したからこそ出せる味わいです。また、メロンやリンゴなどのような穏やかな果実香は、食前酒としていただくと食欲がわきます。旨味と香りのバランスに優れた浦霞のひやおろしをぜひご賞味ください。
酒米 ササニシキ(宮城)
精米歩合 60%
日本酒度 +1.0
酸度 1.6
味わい 中口
飲み方 常温・ぬる燗

⑦鍋島 純米ひやおろし Harvestmoon(佐賀県)

醇酒(コクのあるお酒)
絶大な人気を誇る「鍋島」シリーズのひやおろし
特別純米、純米吟醸で絶大な人気を誇る「鍋島」シリーズのひやおろしです。純米酒らしいお米の風味がよく熟成されていて、味わい深い余韻に浸ることができます。また、わずかなとろみと発砲感は、ふくよかなお米の旨味をさらに引き立ててくれます。数量限定なうえに人気の高い鍋島のひやおろしは品切れ必須ですので、お早めにお買い求めください。
酒米
精米歩合 70%
日本酒度
酸度
味わい 辛口
飲み方 常温・ぬる燗

⑧AKABU 純米ひやおろし(岩手県)

醇酒(コクのあるお酒)
若き杜氏が醸す初秋にピッタリなドライでキレのあるひやおろし
若き6代目杜氏 古館龍之介 氏が醸す赤武酒造のひやおろしです。辛口で軽快な飲み口のこのお酒は、残暑が残る初秋にピッタリな1本です。後味に感じる僅かな酸味は、ドライでキレのある味わいを生み出しています。ぬる燗にすると、柔らかなお米の旨味がふくらみますので、おすすめです。
酒米 吟ぎんが
精米歩合 60%
日本酒度 +3.0
酸度 1.8
味わい やや辛口
飲み方 冷酒・常温・ぬる燗

⑨雨後の月 八反 純米吟醸ひやおろし(広島県)

醇酒(コクのあるお酒)
上品な旨味と吟醸香のバランスが秀逸!キレのある後味のお酒
広島県産の酒造好適米「八反」で造られた純米吟醸酒です。酸味の強い「八反」をひと夏熟成させたこのお酒は、上品な旨味と爽やかな吟醸香が漂うバランスの取れたお酒に仕上がっています。程よい酸味の利いたキレのある味わいを、是非ご賞味ください。
酒米 八反
精米歩合 50%
日本酒度 +0.5
酸度 1.6
味わい 辛口
飲み方 冷酒・常温・ぬる燗

⑩龍力 播州辛口 特別純米酒 ひやおろし(兵庫県)

醇酒(コクのあるお酒)
山田錦の最高級「兵庫県特A地区産」を使用した贅沢な特別純米酒
特A地区産山田錦を贅沢に使用した龍力の辛口純米酒です。フレッシュな香りとコクのある味わい、そしてスッキリとしたキレのある飲み口は、熟成させることで旨さがさらに増しています。常温からお燗酒まで、幅広い温度帯で美味しくいただけます。
酒米 兵庫県特A地区産山田錦
精米歩合 65%
日本酒度 +5.0
酸度 1.6
味わい 辛口
飲み方 冷酒・常温・ぬる燗

「ひやおろし」の選び方|3つのポイントをご紹介

稲穂

「ひやおろし」は、甘口・辛口や香りの強弱など、原料や製法の違いによって数多くの種類があり、その中から自分好みの1本を探し出すのはなかなか難しいと思います。

そこで、「3つのポイント」をご紹介しますので、ひやおろしを購入する際の参考にしてください。

①甘口・辛口で選ぶ|日本酒度と酸度で日本酒の甘辛が分かる

日本酒の甘口と辛口は日本酒度と酸度のバランスで決まる

日本酒のラベルには様々な情報が記載されていますが、日本酒度と酸度は日本酒の味わいを知る目安になります。

日本酒度|糖分の含有量を表す指標(甘口/辛口)

日本酒度は、日本酒の甘口・辛口の判断の目安として使われています。日本酒に糖分が多く含まれていれば日本酒度はマイナス、少なければ日本酒度はプラスになります。

日本酒度による味わいの変化
+6.0以上 +3.5~+5.9 +1.5~+3.4 -1.4~+1.4 -1.5~-3.4 -3.5~-5.9 -6.0以上
大辛口 辛口 やや辛口 普通 やや甘口 甘口 大甘口

さやかちゃん

辛口」というのは「糖分が少ない」という意味だったんですね!

◆酸度|酸の含有量を表す指標(濃い/薄い)

酸度は、酒中に含まれる酸(コハク酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸)の量を示す指標で、日本酒にキレを与える効果があります。

日本酒度が同じであれば酸度が高いほうが辛口、低いほうが甘口に感じられます。

酸度による味わいの変化
1.6以下 1.6~1.8 1.8~2.4 2.4以上
少し薄い 普通 少し濃い かなり濃い

サケ丸

酸味がしっかりしていれば糖度が高くなっても辛口に感じるんだ!

◆アミノ酸度|アミノ酸の含有量を表す指標(濃厚/淡麗)

アミノ酸度は、酒中に含まれるアミノ酸の量を示す指標で、日本酒に旨味やコクを生み出す高価があります。

日本酒度が同じであれば、アミノ酸度が高いほうが甘口、低いほうが辛口の味わいになります。

アミノ酸度による味わいの変化
1.0未満 1.0~2.0 2.0を超える
淡麗 一般的 濃厚

◆日本酒度・酸度|両者の相関関係から甘口・辛口を見極める

日本酒の甘口・辛口、濃厚・淡麗などの味わいは、日本酒度と酸度の組み合わせによって決まります。

そこで、日本酒度と酸度のバランスによって日本酒の味わいがどのように変わるのか図にしましたので、日本酒選びの参考にしてください。

酸度と日本酒度の関係

※クリックで拡大

さやかちゃん

この表を参考にして、自分の好みの日本酒を見つけましょう!

関連記事:日本酒の甘口・辛口の違いとは?|日本酒度・酸度・アミノ酸度と味わいの関係

②味の濃淡で選ぶ|精米歩合でスッキリ感や濃厚感が分かる

精米歩合はお米の表面の削り具合を表す

※クリックで拡大

精米歩合とは、精米した後に残ったお米の割合をパーセンテージ(%)で表したものです。例えば、お米の表面(ぬか)を40%削ると精米歩合は60%になります。

精米歩合と日本酒の味わいには以下のような関係かあります。

精米歩合と日本酒の香味の関係

  • 精米歩合の値が低い(お米をたくさん削っている)
    ⇒淡麗でスッキリとした雑味のない味わい
  • 精米歩合の値が高い(お米をあまり削っていない)
    ⇒濃厚で深みのある味わい

サケ丸

ひやおろしには、精米歩合が50%前後のの徹底的にお米を削って造られたお酒もあるよ!

さやかちゃん

50%ということはお米を半分も削っているんですね。値段が高そう(*_*)

関連記事:精米歩合とはお米の削り具合を示す指標|精米歩合で変わる日本酒の味わいとは?

③お米で選ぶ|酒米の品種や産地で多様な風味を生み出す

酒造好適米の品種と主な産地

※クリックで拡大

「ひやおろし」で使われるお米は、雑味が少なく精米のときに砕けにくいなど日本酒造りに適した「酒造好適米」が使われます。

酒造好適米は、各地域で品種改良が行われ、味わいや香りに個性や特徴があり、出来上がった日本酒の味わいに大きな影響を及ぼします。

日本酒を購入する際は、ぜひお米の品種にも注目してみてください。

山田錦は「酒米の王様」と呼ばれるほど有名な酒米です。山田錦を使って造られた日本酒は香りが高くコクがありながらも、雑味のないスッキリとした味わいに仕上がります。

◆雄町(おまち)

雄町は慶応2年にはすでに栽培されていた日本最古の酒米です。雄町で造られた日本酒は、コクのある味わいと甘味と酸味の絶妙なバランスが特徴です。

◆五百万石(ごひゃくまんごく)

五百万石は、山田錦と並んで2大巨頭として君臨する有名な酒米です。味わいは淡麗でスッキリとした辛口のタイプの日本酒に仕上がるのが特徴で、新潟の端麗辛口の一端を担っています。

◆美山錦(みやまにしき)

美山錦は長野県を代表的な産地とする品種で、昭和53年に長野県農業試験場で突然変異によって生まれた比較的新しい酒米です。美山錦で造られた日本酒は、五百万石に近いスッキリとした軽快な味わいが特徴です。

サケ丸

「ひやおろし」にはお米と水だけで造られるお酒もあるから、米の良し悪しはお酒の味を左右するんだよ!

さやかちゃん

お米に対するこだわりは、美味しい日本酒を造るためなんですね。

関連記事:
酒造りに特化した酒造好適米(酒米)とは?|酒米の持つ4つの性質
【山田錦・五百万石・美山錦】は日本酒の風味が違う!|生産地で変わる酒米の特徴とは?

4「ひやおろし」を美味しく飲む方法|飲む時期によって温度を変えよう!

日本酒の湯煎

こちらでは、「ひやおろし」をより美味しく飲むための温度や料理のペアリングについてご紹介します。

特に、ひやおろしは飲む時期によって味わいが変わりますので、飲む温度も変えながら秋の味覚と一緒にお楽しみください。

飲むときの温度|秋の深まりによって最適な温度が変わる

ひやおろしは秋の深まりに応じて温度帯を徐々に上げる

「ひやおろし」は火入れを1回に止めた「半生」のお酒です。

そのため、9月、10月、11月と秋の深まりにともなって刻々と熟成の度合いを深めていきますので、飲む時期よって美味しく飲むための最適な温度帯は変わります。

◆9月は夏越し酒|まろやかな味わいとしっかりとしたコクが特徴

まだ残暑が残るこの時期は、夏の生酒の味わいを残す「ひやおろし」を冷たく冷やして飲むと、爽快な清涼感を楽しむことができます。

夏越酒の飲み方

  • 冷や:20度の常温で飲む
  • 冷酒:5度(雪冷え)~15度(涼冷え)に冷やして飲む
  • みぞれ酒:日本酒を凍らせてシャーベット状にする

◆10月は秋出し一番酒|香味が際立ち飲み頃を迎えた味わいが特徴

深い味わいとコクは冷酒でもお燗でもバランス崩すことがないため、その日の気温や食卓の旬の食材に合わせてお楽しみください。

秋出し一番酒の飲み方

  • 冷酒:15度(涼冷え)に冷やして飲む
  • お燗:35度(人肌燗)に温めて飲む

◆11月は晩秋旨酒|旨味とコクが深まった完熟の味わいが特徴

濃厚な味わいはクセのあるジビエ料理にもピッタリ。季節がらお燗にすると深みのある味わいが際立ちます。

秋出し一番酒の飲み方

  • お燗:40度(ぬる燗)に温めて飲む

関連記事
お燗酒の作り方|湯煎と電子レンジによる日本酒の温め方のコツとは?
【日本酒の冷酒】全3種類をご紹介|冷酒の「呼び名」「味わい」は温度によって変わる

相性の良い料理|旨味が増した秋の美味しい味覚と相性抜群

ひやおろしと鍋料理は相性バツグン

「ひやおろし」は先述のとおり、熟成させることで味わいの成分が馴染んで、上品な香りと米の旨味がバランス良く調和した状態になります。

特に落ち着いた穏やかな香りは料理の風味を邪魔することがありませんので、食事と一緒にゆっくりと旨味を堪能する「食中酒」として最適です。

秋から冬にかけて脂が乗る魚介類や肉類、旨味が増した野菜など秋の味覚と「ひやおろし」は相性抜群ですので、ぜひお試しください。

サケ丸

寒い冬は鍋にひやおろしを合わせると最高だよ!

「ひやおろし」の保存方法|5℃前後の冷蔵保存が必須

冷蔵室

「ひやおろし」は火入れを1回に止めているため、「生詰め酒」と同様に冷蔵保存が必須です。

ひやおろしを保管する場合は、5℃以下の冷蔵庫で保管するようにしましょう。

また、日本酒は空気に触れると酸化するため、開封後はできるだけ早く飲み切ることをおすすめします。

吟醸酒の保存方法と賞味期限

  • 保存方法:冷蔵保存(10℃前後)
  • 賞味期限:9ヶ月(開封後は7~10日)

サケ丸

日本酒の保存で大敵なのが「光」と「温度」。冷蔵庫に入れておけば、比較的長い期間美味しい状態を保つことができるよ。

関連記事:日本酒の保管で重要な3つのポイント|気を付けたい「光」と「温度」の管理

6まとめ:秋の夜長に旨味タップリのひやおろしをお楽しみください!

今回は、収穫の秋、実りの秋にピッタリな日本酒「ひやおろし」をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

ひやおろしは、冬に搾られた新酒を春から夏にかけて熟成させて、秋に出荷する日本酒です。

その最大の魅力は、円やかな口当たりと深みの増した味わいになります。

ひやおろしの香味の特徴

  • 味わい:まろやかな口当たりと味わい深い旨味がある。半生のためフレッシュさも少し残る。
  • 香り:穏やかなお米の風味を感じる。銘柄によっては果実の香りが漂うものもある。

サケ丸

新酒のフレッシュで軽快な味わいは、ひと夏寝かせることでアルコールの角が取れて円やかになるんだよ。

さやかちゃん

春は爽やかな新酒、秋は熟成されたひやおろし。季節に応じて旬の味わいを楽しめるんですね。

ひやおろしは9月から11月にかけて販売されますが、同じ銘柄でも日を追うごとに熟成が進み、味わいが変わるのも「ひやおろし」の魅力のひとつです。

飲む時期によって変わる味わい

  • 9月は夏越し酒|まろやかな味わいとしっかりとしたコクが特徴
  • 10月は秋出し一番酒|香味が際立ち飲み頃を迎えた味わいが特徴
  • 11月は晩秋旨酒|旨味とコクが深まった完熟の味わいが特徴

11月になると、ひやおろしは旨味がさらに深まった完熟の味わいを迎え、至福のひと時を過ごすことができます。

サケ丸

ひやおろしは、寒さが増す11月に香り・味わい共に絶頂期を迎えるよ!

さやかちゃん

同じ銘柄を何本か購入して飲む時期を変えると、味の変化を楽しむことができますね ♪

ひやおろしは、香りが控えめなのが特徴です。

そのため、料理の風味を邪魔することがありませんので、食中酒に最適なお酒です。

特別本醸造酒と相性の良い料理

  • 和食:鍋料理、秋刀魚の塩焼き、うなぎの蒲焼
  • 洋食:ローストチキン、ビーフシチュー
  • 中華:シュウマイ、餃子、豚の角煮

サケ丸

特に、秋刀魚やサツマイモ、マツタケなどの秋の味覚と相性抜群だよ!

さやかちゃん

想像しただけでお腹が鳴っちゃいます ♪

今回は、ひやおろしを初めての方にも抵抗なく飲んでいただけるバラエティーに富んだ銘柄をピックアップしましたので、ぜひお試しくださいね。

それではまた!

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