【生酒おすすめ10選】しぼりたてのフレッシュな香味が特徴の日本酒をピックアップ

日本酒の生酒おすすめ10選

生ビール、生チョコ、生クリーム、生パスタ・・・。

私たちが日頃食べている食品で、名前に「生」の付いた食べ物はたくさんありますよね。

名前に「生」がつくと美味しそうな食べ物になる

さやかちゃん

食べ物の名前に「生」の付くと、なぜか美味しそうになりますよね!

サケ丸

そうだね 。

実は日本酒にも「生」が付くお酒があるんだよ!

名前に「生」が付く日本酒

  • 生酒
  • 生詰め酒
  • 生貯蔵酒

生酒、生詰酒、生貯蔵酒の違いは「火入れ」と呼ばれる加熱処理の回数とタイミングにありますが、今回ご紹介する日本酒は一切の加熱処理を行っていない「生酒」です。

生酒は、まるで白ワインのようなフルーティーで華やかな香りと、繊細で芳醇な旨味を味わえるお酒で、女性の方にも人気のあるお酒です。

サケ丸

醸造工程で行われる火入れは、日本酒の品質を安定させる目的があるけど、一方で日本酒本来の繊細な味わいが損なわれてしまうんだ・・・。

さやかちゃん

生酒はしぼりたての味わいを楽しめるんですね!

そこで今回は、日本酒の生酒についておすすめの10本をご紹介します。

生酒は爽やかな香りと軽やかな口当たりで、日本酒を飲んだことのない方にもおすすめのお酒ですので、購入する際の参考にご覧ください。

この記事で分かること

  • 生酒のおすすめ10選
  • 生酒とはどのような味がするお酒なのか
  • 生酒を美味しく飲むための温度と相性が良い料理
  • 生酒の保存方法と賞味期限

目次

日本酒の生酒とは|一切加熱処理していないフレッシュで爽やかな飲み口のお酒

升に入った冷酒

日本酒の「生酒」とは、醪(もろみ)から搾られた原酒を火入れと呼ばれる加熱処理を行わないで出荷するお酒のことです。

そのため、加熱処理した日本酒では味わえない繊細で若々しい味や香りを楽しむことができます。

MEMO
火入れしていない日本酒は劣化が早いため、冷蔵庫がなかったころは、生酒は酒蔵でしか飲むことができない貴重なお酒でした。

現在は、新酒が出始める11月頃から翌年3月ころにかけてしぼりたての生酒をご家庭で手軽に楽しむことができます。

火入れとは|加熱処理により日本酒の味の変化や劣化を抑える作業

火入れによって酒質は安定する

※クリックで拡大

一般的な日本酒は、酒質の変化や劣化を防ぐために貯蔵タンクに入れるときに1回、瓶詰めして出荷する前に1回の合計2回火入れが行われますが、生酒はこの火入れを1回も行いません。

火入れとは?

火入れとは、醪(もろみ)を搾った日本酒を62℃~65℃のお湯で低温殺菌する作業のことです。搾られた日本酒は、一般的に貯蔵タンクに入れるときに1回、瓶詰めするときに1回の合計2回火入れが行なわれます。火入れを行うことにより「火落ち菌」による腐敗や、酵母や酵素の活動による味の変化を防ぐことができます。

なお、火入れについては、「日本酒の火入れとは?|生酒・生詰め酒・生貯蔵酒の違いは火入れの回数」でもご紹介していますので、併せてご参照ください。

サケ丸

生酒は火入れによる加熱処理を行っていないから、味が変わりやすいデリケートなお酒なんだ!

なお、生酒の製造方法や生詰め酒、生貯蔵酒との違いについては、以下の記事で詳しく解説しておりますので、あわせてご覧くださいませ。

春に訪れを感じる生酒 日本酒の生酒とは?|生詰め酒・生貯蔵酒との違いや正しい保存方法をご紹介

生酒の味わい|フレッシュでフルーティーな香味が特徴

生酒はバナナやメロンのようなフレッシュな香りが特徴

火入れを行っていない生酒は、華やかな香りと日本酒本来のフレッシュでフルーティーな味わいが特徴です。

また、開封して間もない生酒はピチピチとした発泡感のあるものも多く、爽快でスッキリとした味わいを楽しむことができます。

そのため、日本酒に慣れていない方にも飲みやすく、特に日本酒初心者の方におすすめのお酒です。

サケ丸

白ワインのようなフルーティーで上品な甘口の生酒は、特に日本酒が苦手な方におすすめだよ!

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生酒おすすめ10選|フルーティーな香味が特徴の銘柄を厳選紹介

升酒と桜2

こちらでは、日本酒独特のクセがなく、フレッシュで軽快な飲み口の生酒を10本をご紹介します。

特に、日本酒を初めて飲む方や女性の方に特におすすめしたい銘柄を厳選しましたので、ぜひお試しください。

①ふなぐち菊水一番しぼりスマートパウチ(新潟県)

爽酒(軽快でなめらか)
長年にわたり愛飲家に親しまれてきたパウチタイプの生原酒
昭和47年の発売以来、愛飲家の間で愛され続けてきた菊水酒造の生原酒です。生酒特有のフレッシュな果実の香りと原酒の濃厚な旨味を併せ持ったこちらの日本酒は、一度飲んだら忘れられない味わいです。パウチタイプにすることで気軽に飲めますし、日本酒の大敵である「光」をしっかりと遮断しますので、デリケートな生酒の劣化を防ぐことができます。冷蔵庫で冷やすか、オンザ・ロックでお召し上がりください。
酒米 新潟県産米
精米歩合 70%
日本酒度 -3.0
酸度 1.6
味わい やや甘口
度数 19度

②雪の茅舎 純米吟醸 新酒 しぼりたて 生酒(秋田県)

爽酒(軽快でなめらか)
濃厚でフレッシュな旨味とフツーティーな香りを感じる1本

秋田県の齋彌酒造店の生酒です。秋田県で開発された酒造好適米「秋田酒こまち」で醸されたは「雪の茅舎 純米吟醸 生酒」は、櫂入れ・濾過・加水をしていませんので、日本酒本来の濃厚でフレッシュな旨味と、芳醇でフツーティーな香りを感じることができます。

全国新酒鑑評会で13回もの金賞受賞するなど、高い評価を受けている逸品です。

酒米 山田錦 秋田酒こまち
精米歩合 55%
日本酒度 +1.0
酸度 1.7
味わい やや辛口
度数 16度

③大山 特別純米酒 しぼりたて(山形県)

爽酒(軽快でなめらか)
きめ細やかな味わいとほんのり香る吟醸香が調和した特別純米生酒
山形県産の酒米「出羽の里」を使って加藤嘉八郎酒造が造り上げた冬限定の特別純米生酒です。低温でじっくりと発酵させているため、口当たりがとても滑らか。きめ細やかな味わいとほんのり香る吟醸香が見事に調和しており、毎日飲んでも飲み飽きません。純米酒らしいお米の旨味がしっかりありますので、食中酒としておすすめです。
酒米 山形県産出羽の里
精米歩合 60%
日本酒度 +2.5
酸度 2.0
味わい 辛口
度数 16度

④越後で候 純米大吟醸 八海山 しぼりたて原酒(新潟県)

爽酒(軽快でなめらか)
フレッシュで洗練された味わいの純米大吟醸生酒
毎年12月上旬に限定販売される八海山の純米大吟醸生酒です。酒米を精米歩合45%まで磨き上げ、雑味成分を徹底的に摂り除いているため、一切の雑味のない洗練られた味わいが特徴です。また、新酒のフレッシュ感に加えて、純米酒らしいお米の濃厚な旨味を存分に堪能することができます。冷蔵庫で良く冷やしてお召し上がりください。
酒米 山田錦、五百万石、その他
精米歩合 45%
日本酒度 ±0
酸度 1.9
味わい 中口
度数 17度

⑤出羽桜 桜花吟醸酒 生酒 1800ml(山形県)

爽酒(軽快でなめらか)
吟醸酒のパイオニア的な酒である出羽桜酒造の吟醸生酒

1980年に販売が開始され、吟醸酒のパイオニア的な存在である「出羽桜 桜花吟醸酒」の生酒です。華やかな吟醸香とふくよかな味わいが特徴で、酸味とフルーティーな甘みのバランスが取れた飲み口をお楽しみください。

2016年インターナショナル・ワイン・チャレンジでトロフィー2014年全米日本酒歓評会でグランプリなど、高い評価を受けています。

酒米 出羽燦々
精米歩合 50%
日本酒度 +5.0
酸度 1.2
味わい 辛口
度数 15度

⑥鍋島 特別純米 生酒(佐賀県)

爽酒(軽快でなめらか)
お米の旨味と酸味のバランスが絶秒な特別純米生酒
特別純米らしいお米のコクと甘み感じながらも、旨味と酸味のバランスが絶妙なため非常に飲みやすい生酒です。また、穏やかながら果実の香りが漂い、食事と一緒に飲んでも料理の風味を邪魔することがありません。冷やして飲むことで、柔らかな甘みとスッキリとした酸味のハーモニーを味わえます。
酒米 佐賀の華、山田錦、雄山錦
精米歩合 55%
日本酒度 +5.0
酸度 1.6
味わい 辛口
度数 15度

⑦一ノ蔵 特別純米生酒ふゆみずたんぼ(宮城県)

爽酒(軽快でなめらか)
有機栽培の米のコメで造られた柔らかな旨味と酸味が特徴のお酒
有機栽培されたササニシキ100%使用して造られた特別純米酒「ふゆみずたんぼ」の生酒です。お米の円やかな旨味と 宮城酵母のフレッシュで華やかな香りが調和し、コクと酸味のキレを引き立てています。食前酒としてはもちろん、チーズなどの乳製品や中華料理などの油脂分を含むお料理とも好相性です。
酒米 ササニシキ(宮城)
精米歩合 55%
日本酒度 -3.0
酸度 1.6
味わい 中口
度数 16度

⑧久保田 翠寿 大吟醸 生酒(新潟県)

爽酒(軽快でなめらか)
女性に人気のある軽快で上品な飲み口の大吟醸生酒
加熱殺菌を一切せずに低温発酵させて造られた大吟醸生酒です。軽やかで軽快な飲み口と上品な甘み、円やかな味わいは女性にとても人気があります。刺身や蕎麦などのサッパリとした料理と合わせてご賞味ください。
酒米 五百万石
精米歩合 50%
日本酒度 +4.0
酸度 0.9
味わい 辛口
度数 14度

⑨醸し人九平次 うすにごり 生酒(愛知県)

爽酒(軽快でなめらか)
完全予約制!年に1度しか味わえないうす濁りの生酒
パリのミュラン三ツ星レストランやホテルなどが相次いでを採用された『醸し人九平次』のうすにごり生酒です。自社田で栽培された山田錦を使って醸造しており、生酒らしい爽やかな味わい、ふくよかなお米の旨味と甘みを堪能することができます。冷酒から常温でお楽しみください。
酒米 山田錦
精米歩合
日本酒度
酸度
味わい 中口
度数 16度

⑩冬季限定 菊水しぼりたて生原酒(新潟県)

爽酒(軽快でなめらか)
フレッシュでフルーティーな香味が特徴のコスパに優れた本醸造生酒
新潟県産米を100%使用して精米歩合70%まで磨いて醸した本醸造酒です。火入れをしていない生酒ですので、しぼりたてのフレッシュな果実のような香りと濃醇なコクを存分に堪能することができます。遮光性に優れたアルミ蒸着袋で包装されていますので、日光による酒質の劣化を防ぐよう工夫されています。
酒米 新潟県産米
精米歩合 70%
日本酒度
酸度
味わい 甘口
度数 19度

生酒の選び方|ピッタリな味わいの生酒を選ぶ4つのポイントをご紹介

美山錦

日本酒を飲んだことのある方でも、初めて生酒を買うときは、どれを選んだら良いのか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか?

そこで、生酒を選ぶときの4つのポイントをご紹介しますので、購入する際の参考にご覧ください。

甘口・辛口で選ぶ|日本酒度と酸度で日本酒の甘辛が分かる

辛口?甘口?日本酒の味わいを見分ける方法

日本酒のラベルには様々な情報が記載されていていますが、この情報を理解することで甘口なのか辛口なのかを見極めることができます。

ポイントとなるのは「日本酒度」「酸度」の2つの指標です。

甘口の原酒|日本酒度がマイナスのものを選ぶ

日本酒度では-1.5から-3.4がやや甘口、-3.5から-5.9が甘口、そして-6.0以降は大甘口となっています。

甘口の生酒を購入したい場合は、日本酒度が-3.5以上、酸度は1.8前後のものを選ぶと良いでしょう。

サケ丸

『木戸泉 純米AFS(アフス) 生酒』はワインのような上品な甘味と酸味が特徴のお酒だよ。

炭酸水で割るとシャンパンのような味わいになるんだ!

辛口の生酒|日本酒度がプラスのものを選ぶ

日本酒度では+1.5から+3.4がやや辛口、+3.5から+5.9が辛口、そして+6.0以降は大辛口となっています。

辛口の生酒を購入したい場合は、日本酒度が+3.5以上、酸度は1.6前後のものを選ぶと良いでしょう。

サケ丸

精米歩合45%の大吟醸酒ながらリーズナブルな価格が魅力。

やや辛口の味わいは、食事と合わせて飲むのにピッタリだよ!

関連記事:日本酒の甘口・辛口の違いとは?|日本酒度・酸度・アミノ酸度と味わいの関係

日本酒の種類で選ぶ|純米系、吟醸系、本醸造系の生酒の特徴

生酒の3タイプ(純米系・吟醸系・本醸造系)

日本酒には「特定名称酒」と呼ばれる一定の要件を満たしたお酒に限り名乗ることができる8種類の名称があります。

こちらでは、「純米酒系」「吟醸酒系」「本醸造酒系」の3つのカテゴリ別に、生酒の香味の特徴をご紹介します。

関連記事:日本酒の特定名称酒とは?|8種類の製法や味わいの違いを徹底解説!

純米酒系の生酒|お米の香りや旨味が特徴

お米本来の旨味や甘味、コクを堪能したい方は、純米酒系の原酒をおすすめします。

純米酒は「米・米麹・水」だけで造られた日本酒で、お米の風味をストレートに味わうことができます。

また、精米歩合が60%以下の純米吟醸酒と特別純米酒、50%以下の純米大吟醸酒は、お米の風味とともに華やかな香りも楽しむことができます。

サケ丸

酔鯨酒造の特別純米酒しぼりたて生酒は、酔鯨らしい酸味とキレの良い喉越しを楽しむことができるんだ!

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純米酒とは?|純米吟醸酒・純米大吟醸酒との違いやおいしい飲み方をご紹介
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吟醸酒系の生酒|フルーティーで豊かな香りが特徴

果実のようなフレッシュでフルーティーな香りを好まれる方は、吟醸酒系の生酒をお選びください。

吟醸酒系には吟醸酒(精米歩合60%以下)と大吟醸酒(精米歩合50%以下)がありますが、いずれも「お米・米麹・水・醸造アルコール」を原料にして造られた日本酒です。

また、吟醸酒系で醸造アルコールを使用しないお酒は、純米吟醸酒(精米歩合60%以下)と純米大吟醸酒(精米歩合50%以下)の2種類があります。

吟醸酒系の日本酒は、「吟醸造り」と呼ばれている長期低温発酵で手間ひまかけて造られており、華やかな香りと白ワインのような優しい甘みが感じられ、女性の方にとても人気があります。

サケ丸

ニューヨークや香港の日本食レストランや酒店で大人気の『鳴門鯛 吟醸しぼりたて生原酒』は、生原酒独特のフレッシュさと濃厚な味わいを堪能できるよ!

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本醸造酒の生酒|端麗で辛口な味わいが特徴

スッキリとした辛口の味わいを好む方は、本醸造酒の原酒をおすすめします。

本醸造酒には本醸造酒と特別本醸造酒があり、本醸造酒は精米歩合70%以下、特別本醸造酒は60%の違いがあります。

特別本醸造酒は、吟醸酒と同じ原料ですが精米歩合が高いため、香りが穏やかで食事と一緒に飲んでも料理の風味を邪魔することがありません。

サケ丸

「浦霞 しぼりたて 本醸造酒 生酒」はやや甘口のスッキリとした味わいが特徴の本醸造生酒。

メロンのようなフルーティーな香りを感じるよ!

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お米で選ぶ|酒米の品種や産地によって日本酒の味わいが変わる

酒造好適米の品種と主な産地

日本酒の原料で使われているお米は、酒造りのために品種改良された「酒造好適米」が使われています。

酒造好適米の品種によって日本酒の風味はガラリと変わります。日本酒を購入する際は、ぜひお米にも注目してみてください。

山田錦(やまだにしき)

山田錦は「酒米の王様」と呼ばれるほど有名な酒米です。山田錦を使って造られた日本酒は、香りが高く繊細でスッキリとした味わいが特徴です。

雄町(おまち)

雄町は慶応2年にはすでに栽培されていた日本最古の酒米です。雄町で造られた日本酒は、コクのある味わいと甘味と酸味のバランスに優れた日本酒に仕上がります。

五百万石(ごひゃくまんごく)

五百万石は、山田錦と並んで2大巨頭として君臨する有名な酒米です。味わいは淡麗でスッキリとした辛口のタイプの日本酒に仕上がるのが特徴で、新潟の端麗辛口の一端を担っています。

美山錦(みやまにしき)

美山錦は長野県を代表的な産地とする品種で、昭和53年に長野県農業試験場で突然変異によって生まれた比較的新しい酒米です。美山錦で造られた日本酒は、五百万石に近いスッキリとした軽快な味わいが特徴です。

さやかちゃん

酒米の品種によって日本酒の味や香りが変わるなんて…。

ビックリです!

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【山田錦・五百万石・美山錦】は日本酒の風味が違う!|生産地で変わる酒米の特徴とは?

生酒を美味しく飲む方法|フレッシュでフルーティーな生酒は冷酒が最適

氷で冷やした日本酒

生酒は火入れをしていない非常に繊細なお酒ですので、飲み方によっては香味のバランスを大き崩してしまう恐れがあります。

そこで、生酒を美味しく飲むための温度帯や相性の良い料理についてご紹介します。

飲むときの温度|5℃から10℃に冷やすと清涼感が増す

おすすめの温度帯
区分 温度 香りと味わい
雪冷え(ゆきびえ) 5℃程度(氷水くらいの温度) 香りがあまり感じられず味わい
も感じにくい
花冷え(はなびえ) 10℃程度(冷蔵庫で冷やしたくら
いの温度)
香りが小さくなり喉越しがよく
なる
涼冷え(すずびえ) 15℃程度(冷蔵庫から出して少し
時間が経過したくらいの温度)
華やかな香りやとろみのある味
わいがある

爽やかでフルーティーな味わいが特徴の生酒は、冷蔵庫で冷やすことでその魅力を余すとこなく堪能することができます。

おすすめの温度帯は5℃(雪冷え)~10℃(花冷え)ですが、香りを重視したい場合は10℃の花冷えでお楽しみください。

サケ丸

生酒は冷やすことで、スッキリ感が増してさらに飲みやすくなるよ!
MEMO
日本酒は温度が低くなると香りが抑えられ、味わいは「水」のように淡白になる性質がありますので、冷やし過ぎには注意が必要です。

関連記事:【日本酒の冷酒】全3種類をご紹介|冷酒の「呼び名」「味わい」は温度によって変わる

生酒と相性が良い料理|白ワインと相性が良い料理をチョイス!

生酒は白ワインと相性が良い食材と合わせる

生酒は華やかな香りと爽やかな味わいのお酒です。

そのため、味の濃い料理よりも素材の味を生かした料理や薄味の料理とよく合います。

また、吟醸酒の中には「吟醸香」の強い香りを発するものもありますので、その場合は食前・食後酒としてお飲みいただくと良いでしょう。

さやかちゃん

吟醸酒は「白ワイン」のように白っぽい見た目の料理と合わせると失敗しにくいよ!

原酒・無濾過との違い|加水や濾過の作業を行っているか否かにある

※クリックで拡大

「生酒」とよく似たお酒に「原酒」「生原酒」があります。これらのお酒は、「割り水」と「火入れ」の作業を行っているか否かに違いがあります。

原酒は「割り水」していない日本酒で、火入れをしているか否かを問いません。生酒は「火入れ」していない日本酒で、割り水をしているか否かを問いません。生原酒は「割り水」も「火入れ」もしていない「生酒+原酒」のお酒です。

注意
「火入れ」をしていない生酒、生原酒は、温度が高くなると日本酒の品質が劣化してしまいます。そのため、冷蔵保存が必須となります。

関連記事
原酒とは?|加水しないことで味わえるパンチの効いた日本酒の飲み方
濾過(ろか)とは?|日本酒の無色透明で淡麗な味わいは濾過により生まれる

生貯蔵酒・生詰め酒との違い|火入れのタイミングや回数が異なる

日本酒のタイプによる火入れの違い

※クリックで拡大

「生酒」は火入れを1回も行わないのに対して、「生詰め酒」「生貯蔵酒」は貯蔵タンクに入れるときや出荷するときに火入れを1回だけ行います。

生貯蔵酒・生詰め酒との違い

  • 生酒
    ⇒ 火入れを1回も行わない
  • 生詰め酒(ひやおろし)
    ⇒ 貯蔵タンクに入れる直前に1回火入れをして、出荷前の瓶詰め直前には火入れしない
  • 生貯蔵酒
    ⇒ 生のまま貯蔵タンクに貯蔵して、出荷前の瓶詰めの直前に1回火入れする

「生詰め酒」「生貯蔵酒」は火入れを1回に止めているため、生酒に似たフレッシュな味わいと酸味を楽しむことができます。

なお、「生詰め酒」「生貯蔵酒」は火入れを1回行っているため生酒と比べて酒質は安定していますが、2回火入れを行っている一般の日本酒のように常温で保管すると味が変わりやすいため、できるだけ冷蔵庫で保管するようにしてください。

MEMO

「ひやおろし(冷卸)」とは、冬に絞った新酒をひと夏熟成させ、秋口に出荷するお酒です。別名「秋あがり」とも呼ばれていて、秋にしか味わえない季節限定酒です。

「ひやおろし」は生詰め(貯蔵前に火入れを1回行い、出荷前は行わない)の製法造られていて、熟成による繊細な風味が味わえます。

なお、「ひやおろし」については以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧くださいませ。

関連記事
秋限定の日本酒「ひやおろし」とは?|熟成された味わいは秋の味覚とベストマッチ
【ひやおろしおすすめ10選】秋に旬を迎える旨味たっぷりな日本酒を厳選紹介

生酒の保存方法|5℃以下の冷蔵保存が必須

冷蔵室

生酒は火入れが行われていない生タイプのものが多いです。

そのため、常温保存するとフルーティーな香りが失われ、味わいのバランスが崩れてしまいますので、冷蔵庫保存(5℃前後)するようにしてください。

また、日本酒のラベルに賞味期限の表示はありませんが、一般的な日本酒の賞味期限が1年に対して生酒は9ヶ月と短いため注意が必要です。

吟醸酒の保存方法と賞味期限

  • 保存方法:冷蔵保存(5℃前後)
  • 賞味期限:9ヶ月(開封後は7~10日)

サケ丸

日本酒の保存で大敵なのが「光」と「温度」。冷蔵庫に入れておけば、比較的長い期間美味しい状態を保つことができるよ。

関連記事:日本酒の保管で重要な3つのポイント|気を付けたい「光」と「温度」の管理

まとめ:加熱処理していないフレッシュで瑞々しい味わいをお試しください

日本酒を見つめる女性

今回は、加熱処理を行っていない日本酒の「生酒」についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

日本酒の火入れは、日本酒の品質を安定させたり、火落ち菌の汚染を防ぐことを目的に行われますが、同時に日本酒本来の繊細な風味が損なわれてしまいます。

生酒は火入れを1度も行わないお酒ですので、白ワインのようなフルーティーで華やかな香りと、繊細で芳醇な旨味を味わえます。

サケ丸

昔は、生酒は酒蔵でしか味わえなかったんだけど、冷蔵庫が普及した現在は家庭で飲むことができるんだ!

さやかちゃん

フレッシュな日本酒が手軽に飲めるなんて嬉しいですね!

日本酒には生酒のほかに、名前に「生」が付くお酒があります。これらの違いは、火入れの回数とタイミングにあります。

生貯蔵酒・生詰め酒との違い

  • 生酒
    ⇒ 火入れを1回も行わない
  • 生詰め酒
    ⇒ 貯蔵タンクに入れる直前に1回火入れをして、出荷前の瓶詰め直前には火入れしない
  • 生貯蔵酒
    ⇒ 生のまま貯蔵タンクに貯蔵して、出荷前の瓶詰めの直前に1回火入れする

さやかちゃん

全く火入れをしていない日本酒が「生酒」なんですね。

サケ丸

うなんだ!そのため、品質が変化しやすいデリケートなお酒なので、冷蔵保存が必須なんだよ!
吟醸酒の保存方法と賞味期限

  • 保存方法:冷蔵保存(5℃前後)
  • 賞味期限:9ヶ月(開封後は7~10日)

生酒の華やかな香りと繊細な味わいは、冷蔵庫で冷やして「冷酒」にすると、香りが適度に抑えられ、清涼感が増して軽快な飲み口になりますのでぜひお試しください。

温度は10℃から15℃オススメで、冷酒の香味の特徴を余すと来なく堪能することができます。

本記事では、誰もが美味しくいただけるフレシュで爽やかな味わいの生酒を10本ご紹介しましたので、購入する際の参考にしてくださいね。

それでは、また!

 

 

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