日本酒を電子レンジで燗付けする方法とは?|加熱ムラを防ぐ3つの具体策

日本酒を温める電子レンジ

さやかちゃん

電子レンジを使った燗付けは、忙しい人にピッタリですよね!

サケ丸

コツをつかめば、電子レンジでもおいしくお燗を付けることができるんだ (^_^)

温度によって様々な香りや味わいを楽しむことができる日本酒。特に、冬になると恋しくなるのがアツアツのお燗酒ですよね。

お燗酒を作る方法で一番簡単なのが「電子レンジ」による加熱です。ただ、電子レンジは「加熱ムラ」ができるというデメリットがあって、湯煎で作ったお燗酒と比べると味が劣ると言われています。

そこで今回は、電子レンジを使って「加熱ムラ」を防ぎながらおいしい燗酒を作る方法についてご紹介します。

電子レンジは中心部が温まらず「加熱ムラ」ができやすい

電子レンジの構造

(出典:子供の科学

電子レンジは、庫内に放出されるマイクロ波によって食品の分子を激しく振動させ、その摩擦熱を利用して温める仕組みです。マイクロ波は、食品の内部に進むにつれてエネルギーが弱くなりますので、厚みのある食品は中央部分が十分温まりません。

また、マイクロ波は庫内の上部から照射されますので、食材の上部から温められる特性があります。そのため、食材の下ごしらえでは表面積を多くしてあげると、電磁波をたくさん浴びて加熱が早くなります。

サケ丸

回転テーブルを採用している安価な電子レンジは、加熱ムラが出来やすいと言われてるよ!

電子レンジの燗付けで「加熱ムラ」を防ぐ3つの方法

温度計を持つ女性

それでは、電子レンジの弱点である「加熱ムラ」を防ぎながら美味しいお燗酒を作る方法について、3つご紹介します。

方法1:温めている途中で日本酒をかき混ぜる

お酒1合(180ml)を電子レンジで温める目安(500wの場合)
温度 温める時間 途中で混ぜるタイミング
熱燗(50℃) 60秒 30秒時点
ぬる燗(40℃) 50秒 25秒時点

加熱ムラを防ぐため、加熱時間の中程でいったん徳利を電子レンジから取り出し日本酒を混ぜると、均一に温めることができます。

例えば、50℃の熱燗を作るときは、30秒温めたら電子レンジからいったん徳利を取り出して混ぜてからまた30秒温める(合計60秒)と、加熱ムラを防ぐことができます。

さやかちゃん

なるほど、温めている途中でかき混ぜればいいんですね!

方法2:表面積が大きい「片口」タイプの酒器を使う

電子レンジは、表面積が広い食器の方が全体的に温めやすいという特徴があリます。そのため、徳利よりも「片口」タイプの酒器のほうが加熱ムラを防ぐことができます。

なお、片口の酒器で燗を付けるときも、徳利と同様にラップして香りが飛ばないようにしましょう。

サケ丸

片口タイプの酒器は口が大きいため、徳利と比べて香りを存分に楽しめるんだ!

方法3:高性能オーブンレンジで賢く温める

シャープヘルシオ(AX-AW500)

(出典:SHARPホームページ

電子レンジの機能で最も差が出るのが「センサー」です。電子レンジの上位モデルになると、高性能のセンサーが付いていますので、加熱や解凍のムラが生じません。例えばシャープの「ヘルシオ」は以下の3つのセンサー採用しています。

  • 赤外線センサー(食品の表面温度をチェック)
  • 絶対温度センサー(食品から発生する蒸気量をチェック)
  • 温度センサー(庫内の温度をチェック)

これらのセンサーにより、加熱ムラが生じることなく上手に温めることを可能にしています。

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【4ステップ】電子レンジで美味しい燗酒を作る手順

時短料理する女性

それでは、電子レンジでお燗を付ける手順をご紹介します。

お燗を付けるときに必要なもの

  • 酒器(とっくり、片口酒器)

※徳利を使う場合は「じょうご(ろうと)」があるとお酒が入れ易いです。

  • ラップ
  • 温度計

※最初のうちは温度計を使いながらお燗を付けると温度管理が楽になります。

STEP.1
①日本酒の徳利に日本酒を入れて、徳利の口をラップする。
MEMO
徳利の口をラップすることによって、日本酒の香りを瓶の中に閉じ込めることができます。
STEP.2
②徳利を電子レンジに入れて温めます。温める時間は、日本酒1合に対して熱燗(50℃)で60秒ぬる燗(40℃)で50秒が目安です。
STEP.3
③温める時間の半分が経過したところで、徳利を電子レンジからいったん取り出して、日本酒をかき混ぜます
MEMO
途中でかき混ぜることで、日本酒全体をムラなく温めることができます。
STEP.4
④再び徳利をレンジに入れて、残りの時間を温めれば完成!

サケ丸

電子レンジの燗付けは、目標の時間の途中でお酒をかき混ぜるのがコツだよ!

関連記事:お燗酒の作り方|湯煎と電子レンジを使った日本酒の温め方のコツとは?

お燗酒は温度に応じて「6つの呼び名」がある

稲穂とお燗酒

お燗酒は温度によって5℃刻みで6種類のすてきな呼び名があり、温度によって微妙に味わいが異なります。

日本酒は温度が高くなるとアルコールの角が強調されて辛くなる性質があります。日本酒にあまり馴染みのない方は、まずはぬる燗(40~45℃)から人肌燗(35~40℃)から飲み始めることをオススメします。

お燗酒の温度に応じた呼び名
お燗の呼び名 温度帯 (徳利の温度) 香味の特徴
飛切燗(とびきりかん) 55~60℃(熱い) 強い香りと刺激的な辛口の味わい
熱燗(あつかん) 50~55℃(やや熱い) シャープな香りと辛口の味わい
上燗(じょうかん) 45~50℃(湯気が出て熱い) 香りや味わいが強く感じられる
ぬる燗(ぬるかん) 40~45℃(やや温かい) 香りの輪郭がはっきり感じられる
人肌燗(ひとはだかん) 35~40℃(ほんのり温かい) 味わいがふくらみはじめる
日向燗(ひなたかん) 30~35℃(温度を感じない) ほんのりと香味が感じられる

さやかちゃん

私は、ほんわり体が温まる「ぬる燗」か好きなんですよ ♪

日本酒は温度に応じて香りや味わい「ガラリ」と変わる

温度によって変わる日本酒の味や香り

※クリックで拡大

日本酒は温度が5℃変わるだけで香りや味わいがガラリと変わるとても繊細なお酒です。特に日本酒を温めると、香りが豊かになり、味わいはまろやかになって甘みが増します。

日本酒の銘柄によっても、温度によって香味が変化しますので、いろいろな温度で飲んでみて、自分にピッタリの温度帯を探し出すのも日本酒を楽しむ醍醐味と言えるでしょう。

まとめ

今回の記事では電子レンジの「温めムラ」を防ぐ3つの方法についてご紹介させていただきましたがいかがだったでしょうか?

中でも、加熱の途中でお酒をかき混ぜる方法は、手軽に実践できると思いますのでぜひお試しいただければと思います。

お仕事などで多忙な中でなかなか湯煎ができないという方は、電子レンジを賢く使ってお燗酒を手軽に楽しんでいただければ幸いです。

  • お燗は温める温度によって日向燗(30℃)人肌燗(35℃)ぬる燗(40℃)上燗(45℃)熱燗(50℃)飛切燗(55℃)の6種類の呼名がある。
  • お燗の温度に応じてオススメな日本酒の種類があるが、温めすぎると辛口になるので注意が必要。
  • 電子レンジでおいしい燗酒をつくるポイントは以下の4つ。
  1. 徳利の注ぎ口は、日本酒の香りが抜けないようにラップで覆う
  2. 電子レンジは温まりのムラができるので温めの途中で徳利を揺するなどして混ぜる
  3. 徳利を電子レンジで温めると上下で温度差が生じるため徳利の上から3分の1をアルミホイールで包む
  4. 酒器を割り箸の上に置くなどして「浮かせる」と下からも温めることができる。

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