酒粕はどのくらい保存できる?|常温・冷蔵・冷凍ごとに保存期間やコツをご紹介!

容器に入った板粕

サケ丸

酒粕は正しい方法で保存すれば、半年は持つと言われているよ!

さやかちゃん

半年!? そんなに日持ちする食材なんですね。

酒粕の健康・美容効果は女性の方を中心に近年注目されていて、健康面では滋養強壮や夏バテ防止、美容面では美白効果や腸内環境の改善など様々なうれしい効果があります。

酒粕は健康や美容効果があり注目されている

そんな優れた食材である酒粕ですので、いつでも使えるようストックしておきたいですよね。

そこで本記事では、酒粕の正しい保存方法を中心に、以下の2つについて解説いたします。

本記事で解説すること

  • 酒粕の賞味期限と保存方法
  • 酒粕の熟成度合に応じたおすすめの料理

さやかちゃん

酒粕を食べて、健康な毎日を過ごしましょう!

酒粕は全4種類ある!|「板粕」「バラ粕」「練り粕」「踏込み粕」

酒粕

酒粕は、醪(もろみ)を搾ったあとに残る白い固形物で、醪の搾り方で「板粕」「バラ粕」「練り粕」「踏込み粕」の4種類があります。

酒粕の4つの種類

  1. 板粕(いたかす)
    ⇒「自動圧搾機」で搾られた酒粕で、スーパーなどで売られている板状のもの
  2. バラ粕(ばらかす)
    ⇒ 自動圧搾機で板状にならなかったものや、柔らすぎて板状にならなかった酒粕を集めたもの
  3. 練り粕(ねりかす)
    ⇒ 板粕を熟成させて柔らかくペースト状にしたもの
  4. 踏込み粕(ふみこみかす)
    ⇒ 板粕とバラカスをタンクに入れて足で踏み込んで、空気を追い出した状態で半年前後熟成したもの

サケ丸

最近は「カス」が出にくい醸造技術が開発されて、副産物の酒粕も減少しているんだ!

なお、酒粕の種類や製造方法については以下の記事で詳しく紹介しておりますので、よろしければご覧くださいませ。

板粕 酒粕は醪(もろみ)を搾ったあとの固形物!|酒粕の種類や保存方法について

酒粕は腐りにくいため「賞味期限」が過ぎても食べられる

酒粕は比較的保存が効く食品ですが、その理由はアルコールが含まれているからです。

アルコールには「静菌作用」と呼ばれる菌の繁殖を抑制する作用がありますので、雑菌が繁殖しにくく腐りにくいのです。そのため、正しく保存すれば賞味期限が過ぎても食べることが可能です。

ただ、酒粕も保存方法が悪いと酸っぱくなったり、緑や赤いカビ、アンモニア臭がするようになりますので、少しでも異変を感じたら食べるのはやめましょう。

さやかちゃん

酒粕は「アルコール」のおかげで日持ちするんですね ♪
MEMO
熟成が進むと酒粕の表面が白い粉をふいたようになることがあります。これはアミノ酸の一種「チロシン」が結晶化したもので、食べても問題ありません。

賞味期限:美味しく食べられる期限、消費期限:安心して食べられる期限

酒粕は加工日(袋詰め)から3~6ヶ月程度の賞味期限が表示されています。この「賞味期限」と「消費期限」には以下のような違いがあります。

賞味期限と消費期限の違い

  • 賞味期限
    ⇒ 比較的保存が効く食品に付けられる。おいしく食べられる期間を保証したもの
  • 消費期限
    ⇒ 保存が利かない食品に付けられる。安心して食べられる期間を保証したもの

食品には「賞味期限」と「消費期限」のどちらかが表示されています。

賞味期限は、食品をおいしく食べられる期間を保証したものなので、この期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。

一方、消費期限は食品を安心して食べられる期間を保証したものなので、この期限を過ぎたものを食べるかどうかは消費者の判断に委ねられます。

注意
賞味期限と消費期限は「定められた保存方法で保存」した場合に安全で美味しく食べられる期限を表示したものですが、「開封していない状態」が前提となっています。開封した場合は劣化が早く進みますので、なるべく早く食べてください。

酒粕は熟成が進むと茶色になる|熟成具合でおすすめする料理

酒粕の中には生きた乳酸菌や酵母がいますので、保存温度が高いと微生物の活動によって熟成が進み「白⇒ピンク色⇒黄色⇒茶色⇒こげ茶色」と色が変わります。

酒粕は色が濃くなるにつれて味や香りが濃くなりますので、食材に酒粕の風味をつけたい場合は色の濃い酒粕を使うと良いでしょう。

酒粕の色の変化と利用法

  • 白色
    ⇒ 甘酒、粕汁、そのまま食べる
  • ピンク色~黄色
    ⇒ 肉や魚の粕漬け、お菓子(クッキー、ケーキ)
  • 茶色
    ⇒ 漬物、味噌汁、クリーム系の料理(グラタン、シチュー)

サケ丸

酒粕が茶色く変色するのは熟成が進んだ証拠!腐ったわけではないので、捨てないでね!

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酒粕の保存方法①:常温保存

キッチン

常温保存について日本工業規格(いわゆるJIS規格)は、温度の範囲を5~35℃としています。1年を通して室内と同じくらいの温度をイメージしてもらえば良いでしょう。

常温保存の特徴(光の当たらない涼しい場所での保存が必要)

酒粕は常温保存が可能ですが、保存環境によっては劣化が進み賞味期限が短くなります。そのため、直射日光の当たらない涼しいところで保存するようにしてください。
なお、保存温度が高くなるにつれて酒粕の熟成の進行も早くなりますので、できるだけ冷蔵で保存するようにしてください。

MEMO
酒粕は保存温度が高いと熟成が進み、柔らかくなったり色が濃くなりますが、カビが生えたり異臭がしない限りは食べても問題ありません。

常温保存の保存期間(未開封で3~6ヶ月保存可能)

酒粕の保存期間(常温保存)

  • 開封:3~6ヶ月程度(季節によって変わる)
  • 開封済み:2週間程度

酒粕は、未開封であれば袋詰めされてから3~6ヶ月は常温保存することが可能です。
なお、酒粕は空気に触れると酸化しやすく乾燥によってカビが生えやすくなりますので、開封後は2週間程度で使い切るようにしましょう。

MEMO
酒粕をカビから守るコツは空気に触れない状態で保存することです。開封した場合は空気を抜いて、冷蔵庫で保存するようにしましょう。

サケ丸

常温保存の場合は、季節によっても酒粕の品質の変化が早まるので、注意が必要だよ!

酒粕の保存方法②:冷蔵保存

冷蔵室

酒粕の保存方法で最もおすすめなのが、低温で直射日光が当たらない冷蔵保存です。

冷蔵保存の特徴(熟成のスピードを抑えて長期間保存可能)

酒粕を冷蔵保存すると、酒粕に含まれる乳酸菌や酵母の活動が鈍くなり熟成のスピードが穏やかになりますので、長期間保存することが可能になります。

また、熟成のスピードを抑えることにより酒粕の色も変化しにくくなリます。

MEMO
最近の冷蔵庫には「チルド室」と呼ばれる部屋があり、食材が凍る一歩手前の約0℃前後で保存することができます。ご家庭の冷蔵庫にチルド室があるようであれば、ぜひご活用ください。

冷蔵保存の保存期間(未開封で3~6ヶ月保存可能)

酒粕の保存期間(冷蔵温保存)

  • 未開封:3~6ヶ月程度
  • 開封済み:6ヶ月

常温保存と比べると、開封してあるか否かに関わらず半年程度は保存することができます。

ただし、冷蔵保存しても熟成はゆっくりと進みますので、甘酒や粕汁などフレッシュな酒粕を必要とする料理に使う場合は、早めにお使いください。

サケ丸

酒粕は空気に触れると酸化しますので、保存袋に入れたらしっかり空気を抜いて密閉してください。

酒粕の保存方法③:冷凍保存

冷凍保存

酒粕を長期間保存したい場合は、冷凍保存がおすすめです。

ただ、酒粕がカチカチに凍ってしまうので、解凍の方法や保存方法に工夫が必要です。

冷凍保存の特徴(熟成を完全にストップして長期間保存可能)

冷凍保存しますと、酒粕の微生物の活動が完全にストップします。そのため、熟成が進みませんので、酒粕のフレッシュな味わいを長期間保つことができます。

凍った酒粕を料理に使う場合は解凍する必要があります。

酒粕の解凍方法

  • 低温解凍
    ⇒ 冷蔵庫で解凍する方法。生鮮品の解凍におすすめ。ただし、解凍に時間がかかる。
  • 流水解凍
    ⇒ 酒粕を入れたビニール袋を水にさらして解凍する方法。低温解凍よりも早く解凍できる。
  • 料理に直接入れる
    ⇒ 解凍スピードが圧倒的に早い。あらかじめ小分けにして冷凍する必要がある。

解凍はいろいろな方法がありますが、おすすめは凍った酒粕を直接料理に入れる方法です。解凍の手間や時間がかかりませんので、忙しい方にピッタリです。

ただし、使いやすいようにラップで包むなどして小分けに冷凍する必要がありますので、少し手間がかかります。

さやかちゃん

タッパーかジッパーの保存袋に入れると、酒粕のにおいが冷蔵庫の中に漏れないのでおすすめだよ ♪

冷凍保存の保存期間(未開封で半年~1年保存可能)

酒粕の保存期間(冷凍温保存)

  • 未開封、開封済み:6ヶ月~1年

冷凍保存は、他の保存方法と比べて6ヶ月~1年と最も長く、そして酒粕を新鮮な状態で保存することができます。

ただ、冷凍庫での保存が長くなると「冷凍焼け」によって風味が落ちてしまいますので、早めにお使いください。

冷凍焼けの特徴は、食品の水分が抜け油分が酸化することで色が変わったりパサパサになります。冷凍焼けを防ぐためには空気に触れさせないことが最も重要です。

酒粕を小分けにしてからラップで包んだり、ジッパー袋に入れるとき空気を抜いて真空の状態にしてください。

MEMO
長期間冷凍保存して、水分やアルコールが飛んでパサパサになったら、少量の日本酒を混ぜるともとの風味がある程度復活します。

まとめ

今回は、酒粕の保存方法や熟成具合に応じたおすすめの料理についてお話させていただきましたが、いかがだったでしょうか。

酒粕は、正しい保存方法で比較的長期間保存できる食材です。本記事を参考にしていただきまして、栄養満点の酒粕をさまざまな料理にお使いいただければ幸いです。

  • 酒粕は一般的には加工日から3~6ヶ月程度の賞味期限が表示されている。
  • 酒粕はアルコールが含まれているため、正しく保存すれば賞味期限が過ぎても食べられる
  • 酒粕の色は、熟成の度合いによって「白色⇒ピンク色⇒黄色⇒茶色⇒こげ茶色」と変わる。
  • 酒粕は常温保存が可能ですが、保存環境によって品質劣化が進みますので、直射日光の当たらない涼しいところで保存しましょう。
  • 常温保存の保存期間は、未開封で3~6ヶ月程度開封済みで2週間程度です。
  • 酒粕を冷蔵保存すると熟成のスピードが穏やかになるため、長期間保存することができる。
  • 冷蔵保存の保存期間は、未開封で3~6ヶ月程度開封済みで6ヶ月程度です。
  • 酒粕を長期間保存したい場合は、冷凍保存がおすすめ。
  • 冷凍保存の保存期間は、未開封で6ヶ月~1年程度です。

 

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