【純米酒おすすめ10選】晩酌の定番!風味豊かな純米酒をピックアップ

純米酒おすすめ10選

「純米酒」は晩酌の定番酒として、とても人気のある日本酒です。

吟醸酒や本醸造酒は「醸造アルコール」が使用されていますが、純米酒は米と水だけで造られていますので、お米の香りや濃厚な旨味・甘みを存分に楽しむことができます。

お米の旨味と香りを楽しむなら純米酒

サケ丸

純米酒といえば「お燗酒」だよね!温めることによって、お米の風味がさらに引き立つんだ!

さやかちゃん

ご飯も温めたほうが美味しいですもんね!

最近は、酒蔵オリジナルの酵母や、品種改良を重ねた酒造好適米(酒米)を使って、フルーティーでスッキリとした純米酒も造られるようになりました。

サケ丸

生酒のようなフルーティーな純米酒は、お燗酒より冷蔵庫でキリッと冷やした冷酒の方が美味しく飲めるんだ!

さやかちゃん

純米酒も、いろいろなタイプが誕生しているんですね。

このように一口に純米酒といっても

  • 冷酒に向く純米酒 or お燗酒に向く純米酒
  • お米の濃厚な旨味や甘味のある純米酒 or スッキリとした辛口の純米酒

以上のように、いろいろな種類があります。

さやかちゃん

う~ん、選ぶのが大変ですね…。

そこで本記事では、おすすめの純米酒を10本ご紹介しますので、商品選びの参考にご覧ください。

この記事で解説すること

  • 純米酒のおすすめ10選
  • 純米酒の香りや味わいの特徴
  • 純米酒の美味しい飲み方
  • 純米酒の賞味期限と保存方法

目次

純米酒とは|米と水だけで造られた純米酒はお米の風味を堪能できる

稲穂とお燗酒

純米酒とは、お米(米麹)と水だけで造られた日本酒のことです。

日本酒は製造工程やお米の精米歩合などで実に様々な種類が存在しますが、その中でも純米酒は、米本来の穏やかな香りと旨味・コクを堪能できるお酒です。

純米酒の特徴

  • 米(米麹)と水だけで造られている
  • 米の表面をあまり削らない低精米酒が多い
  • 温めることで米の風味が引き立つ

なお、純米酒の特徴や製法については、以下の記事で詳しく解説しておりますので、併せてご覧くださいませ。

純米酒は「米・米麹・水」が原料 純米酒とは?|純米吟醸酒・純米大吟醸酒との違いやおいしい飲み方をご紹介

純米酒の4つの要件|純米系は醸造アルコールの入っていない日本酒

純米酒の4つの要件

純米酒を名乗るためには、法律上4つの要件を満たす必要があります。

酒税法による「純米酒」の定義

  • 精米歩合による規定なし
  • 醸造アルコールが添加されていないこと
  • 米麹歩合15%以上であること
  • 農産物検査法で3等以上に格付けされた米を使用

さやかちゃん

純米酒は「純米系」のお酒なんですね!

サケ丸

そうだね!純米系には「醸造アルコール」が入っていないのがポイントだよ!
MEMO
純米酒は、以前は酒税法で「精米歩合70%以下」という規定がありましたが、2004年(平成16年)に撤廃されたため、現在は精米歩合70%以上の純米酒も造ることができます。

純米酒の香り|純米酒ならではのお米のふくよかな香りが楽しめる

純米酒は昔懐かしいお米の香りが漂う

日本酒は大きく分けて「純米系」と「アル添系」の2つに分類されますが、純米系とアル添系の代表格である純米酒と吟醸酒の原料は以下のとおりです。

純米酒と吟醸酒の原料の比較

  • 純米酒 ⇒ 米 + 米麹 + 水
  • 吟醸酒 ⇒ 米 + 米麹 + 水 + 醸造アルコール

さやかちゃん

吟醸酒には「醸造アルコール」が加えられているんですね!

日本酒に醸造アルコールを加えると、醪(もろみ)に香り成分が溶け込んで豊かな香りを放つお酒に仕上がります。吟醸酒がフルーティーな香りを放つのもこのためです。

一方、純米酒は醸造アルコールが加えられていない米だけで造られたお酒です。

そのため、吟醸酒と比べると香りは控えめですが、お米本来のふくよかな香りを感じることができます。

純米酒の特徴(香り)

  • 吟醸酒と比べると香りは穏やか
  • お米のふくよかで奥深い香り

サケ丸

香りを楽しみたいなら「吟醸酒」、香りよりもお米の旨味を楽しみたいなら「純米酒」をおすすめするよ!

純米酒の味わい|お米の旨味・コクを堪能できる

純米酒はお米の旨味とコクを味わえる

お米の表面には、旨味成分のタンパク質や脂質などが多く含まれていています。

吟醸酒や大吟醸酒などの端麗でスッキリとした日本酒造りでは旨味成分は必要ないため、精米でお米の表面を削り落とします。

一方、純米酒の原料のお米は、あまり削られていないものが使われています。

そのため、吟醸酒と比べてタンパク質や脂質が多く含まれていますので、濃厚なお米の旨味やコクを堪能することができます。

純米酒の特徴(味わい)

  • 充実したお米の旨味とコクを感じる
  • お米の甘みを感じる

さやかちゃん

お米の味をストレートに味わえるのが純米酒の魅力ですね!
MEMO
日本酒造り専用に品種改良された「酒造好適米」は、お米の表層に含まれるタンパク質の含有量が少ないのが特徴です。そのため、お米の表面をあまり削らずに雑味を抑えたきれいな味わいの純米酒を造れるようになりました。

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純米酒おすすめ10選|飲みやすさを基準にピックアップ!

美山錦

純米酒のおすすめの商品10選ご紹介します!

毎日の晩酌酒として、女性や日本酒に馴染みの買い方でも抵抗なく飲んでいただけるものを厳選しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

①東光 純米(山形県)

醇酒(コクのあるお酒)
奇をてらわないバランスの取れた定番の純米酒
穏やかなお米の甘味とまろやかな口当たりで、奇をてらわないバランスの取れた純米酒です。和・洋・中どんな料理にも相性がよく、また冷酒から熱燗まで幅広い温度帯で味わえるのも魅力のひとつ。
「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2018」で金賞を受賞しており、酒品評会でも評価の高いお酒です。
酒米 山形県産米
精米歩合 60%
日本酒度 +4
酸度 1.4
味わい 中辛口
飲み方 冷酒・常温・ぬる燗・熱燗

②真澄 純米酒 奥伝寒造り(長野県)

醇酒(コクのあるお酒)
お燗酒で飲んでほしい晩酌が楽しくなる純米酒
お米の香りは控えめで、スッキリとした口当たりの純米酒。宮坂醸造オリジナルの「7号酵母」を使用しており、落ち着いた香りとバランスの取れた味わいは、お燗酒に向く純米酒として評判です。
2019年には全米日本酒歓評会で銀賞を受賞しています。
酒米 美山錦、ひとごこち
精米歩合 60%
日本酒度 +1
酸度 1.7
味わい 中辛口
飲み方 冷酒・常温・ぬる燗

③多満自慢 純米無濾過

醇酒(コクのあるお酒)
濃厚なお米の旨味を楽しみたい方におすすめの純米酒
多満自慢 純米無濾過は濾過(ろか)をしていないため、お米本来の旨味やコクが残っており、しっかりとした飲みごたえのある味わいです。濃厚なお米の旨味を楽しみたい方におすすめの純米酒です。味の濃いお酒ですので、濃い目のこってりとした料理と相性が良いです。
ワイングラスでおいしい日本酒アワード2016で金賞を受賞しています。
酒米
精米歩合 70%
日本酒度
酸度
味わい 辛口
飲み方 常温・ぬる燗

④神亀 純米清酒(埼玉県)

醇酒(コクのあるお酒)
どっしりとした旨味とキレ味鋭い辛口の純米酒
「神亀」のスタンダードな辛口純米酒。程良く熟成された濃厚な旨味が口いっぱいに広がりますが、重さはなくすっと消えていく…。蔵元が目指す「口にしたときやわらかく、最後にすっとキレがよく」という言葉がピッタリとあってはまる味わいです。
お燗酒にして、濃いめの味付けの料理と共にお召し上がりください。
酒米 五百万石
精米歩合 60%
日本酒度 +5~+6
酸度 1.5
味わい 辛口
飲み方 常温・ぬる燗・熱燗

⑤春鹿 純米 超辛口(奈良県)

醇酒(コクのあるお酒)
究極の辛口!見事に調和したコクとキレが味わえる純米酒
ラベルの「超辛口」のとおりスッキリキレのある味わいが特徴の純米酒です。雑味のない酸味の効いた口当たりは、サッパリした和食と好相性です。少し温めてお燗酒にするとキリッとした旨味がさらに広がりますのでおすすめです。
酒米 五百万石
精米歩合 60%
日本酒度 +12
酸度 1.4
味わい 辛口
飲み方 冷酒・常温・ぬる燗・熱燗

⑥しぜんしゅ 燗誂(福島県)

醇酒(コクのあるお酒)
農薬・化学肥料を一切使わない酒米で造られたキレのある味わいの純米酒
農薬・化学肥料を一切使わない酒米を使用し、山廃仕込でじっくり1年熟成して造られた純米酒です。山廃造り特有の酸味が効いたキレのある味わいは、お燗酒に向くと評判です。
酒米 夢の香、豊錦
精米歩合 60%
日本酒度 -10
酸度 2.0
味わい 甘口
飲み方 ぬる燗・熱燗

⑦菊水の純米酒(新潟県)

醇酒(コクのあるお酒)
火入れを1回に止めたフレッシュさが魅力の純米酒
一般的な日本酒は低温殺菌を目的とした火入れを2回行いますが、「菊水の純米酒」は生詰製法が採用されており、火入れを1回に止めていることから生酒のようなフレッシュな味わいが特徴です。また、純米酒特有のお米の風味もしっかりと持っていますので、お燗酒にするとふくよかに広がる旨味を楽しむことができます。
酒米 新潟県産米100%使用
精米歩合 70%
日本酒度
酸度
味わい 中辛口
飲み方 冷酒・常温・ぬる燗・熱燗

⑧菊正宗 純米酒 香醸(兵庫県)

醇酒(コクのあるお酒)
キリッと冷やしてフルーティーな香りと旨味を楽しむ純米酒
純米酒といえばお燗酒のイメージが強いですが、「菊正宗 純米酒 香醸」は冷蔵庫でキリッと冷やして飲むタイプの純米酒です。「キクマサHA14酵母」を使うことにより華やかでフルーティーな香りと純米酒らしいうまみを楽しむことができます。温度は涼冷え(15℃前後)が最も香りと旨味のバランスが取れており、おすすめです。
ワイングラスでおいしい日本酒アワード2018で最高金賞を受賞しています。
酒米 国産米100%使用
精米歩合
日本酒度 -2.0
酸度
味わい やや辛口
飲み方 冷酒

⑨酔仙 純米酒

醇酒(コクのあるお酒)
「魚のラベル」でおなじみの純米酒は米の旨さを手軽に楽しめる定番酒
「魚ラベル」でおなじみの酔仙の純米酒は、米の旨味と酸味、ふくらみが調和した定番酒です。香味のバランスが良いため、常温でも燗でも美味しくいただけます。
酒米 岩手県産米
精米歩合 70%
日本酒度 +2
酸度 1.6
味わい 中口
飲み方 常温・ぬる燗

⑩李白 純米酒

醇酒(コクのあるお酒)
辛さと旨味のバランスがとれた飲み飽きしない純米酒
島根県の酒造好適米「神の舞(かんのまい)」を使用した純米酒。辛さと旨味がバランスよく調和しており、サッパリとした味わいは飲み飽きることがありません。温度は冷酒からお燗酒まで幅広い温度帯で楽しむことができますので、季節に合わせて食中酒としてお召し上がりください。
酒米 神の舞
精米歩合 68%
日本酒度 +5
酸度 1.8
味わい 辛口
飲み方 冷酒・常温・ぬる燗・熱燗

純米酒の選び方|5つのポイントをご紹介

日本酒と桜

バラエティに富んだ様々な味や香りの純米酒の中から、自分にピッタリな1本を探し出すのはなかなか難しいですよね。

そこで、「4つのポイント」をご紹介しますので、純米酒購入するときの参考にしてください。

①甘口・辛口で選ぶ|日本酒度と酸度で日本酒の甘辛が分かる

日本酒のラベルには様々な情報が記載されていますが、日本酒度と酸度は日本酒の味わいを知る目安になります。

日本酒度|糖分の含有量を表す指標(甘口/辛口)

日本酒度は、日本酒の甘口・辛口の判断の目安として使われています。日本酒に糖分が多く含まれていれば日本酒度はマイナス、少なければ日本酒度はプラスになります。

日本酒度による味わいの変化
+6.0以上 +3.5~+5.9 +1.5~+3.4 -1.4~+1.4 -1.5~-3.4 -3.5~-5.9 -6.0以上
大辛口 辛口 やや辛口 普通 やや甘口 甘口 大甘口

さやかちゃん

「辛口」というのは「糖分が少ない」という意味だったんですね!

◆酸度|酸の含有量を表す指標(濃い/薄い)

酸度は、日本酒の濃淡の目安として使われています。酸度が高いと辛口で濃く、低いと甘口で薄い味わいになります。

酸度による味わいの変化
1.6以下 1.6~1.8 1.8~2.4 2.4以上
少し薄い 普通 少し濃い かなり濃い

サケ丸

酸味がしっかりしていれば糖度が高くなっても辛口に感じるんだ!

◆日本酒度・酸度|両者の相関関係から甘口・辛口を見極める

日本酒の甘口・辛口、濃厚・淡麗などの味わいは、日本酒度と酸度の組み合わせによって決まります。

 そこで、日本酒度と酸度のバランスによって日本酒の味わいがどのように変わるのか図にしましたので、日本酒選びの参考にしてください。

酸度と日本酒度の関係

※クリックで拡大

さやかちゃん

この表を参考にすれば、自分にピッタリの日本酒を探せそうです♪

関連記事:日本酒の甘口・辛口の違いとは?|日本酒度・酸度・アミノ酸度と味わいの関係

②味の濃淡で選ぶ|精米歩合でスッキリ感や濃厚感が分かる

精米歩合はお米の表面の削り具合を表す

※クリックで拡大

精米歩合とは、精米した後に残った酒米の割合をパーセンテージ(%)で表したものです。例えば、お米の表面(ぬか)を40%削ると精米歩合は60%になります。

お米を削る作業は職人の高い技術が必要とされ、精米歩合の数値が低いほど高級酒に使われます。

精米歩合と日本酒の味わいには以下のような関係かあります。

精米歩合と日本酒の香味の関係

・精米歩合の値が低い(お米をたくさん削っている)
⇒淡麗でスッキリとした雑味のない味わい

・精米歩合の値が高い(お米をあまり削っていない)
⇒濃厚で深みのある味わい

サケ丸

精米歩合の値が低くなるほど香りが豊かでスッキリした味わいになるよ!

さやかちゃん

その分、お米の旨味やコクは薄れてしまうんですね。

関連記事:精米歩合とはお米の削り具合を示す指標|精米歩合で変わる日本酒の味わいとは?

③原料の酒米で選ぶ|酒米の品種で個性的な風味を生み出す

酒造好適米の品種と主な産地

※クリックで拡大

お米の表面をあまり削らない低精米の原料で造られる純米酒は、雑味を抑え軽やかな口当たりの酒質にするため、酒造りのために品種改良された「酒造好適米」が使われています。

純米酒はお米の風味を楽しむお酒ですので、どの酒造好適米が使われているかによって味わいがガラリと変わります。購入する際は、ぜひお米にも注目してみてください。

◆山田錦(やまだにしき)

山田錦は「酒米の王様」と呼ばれるほど有名な酒米です。山田錦を使って造られた日本酒は、香りが高く繊細でスッキリとした味わいが特徴です。

◆雄町(おまち)

雄町は慶応2年にはすでに栽培されていた日本最古の酒米です。雄町で造られた日本酒は、コクのある味わいと甘味と酸味のバランスに優れた日本酒に仕上がります。

◆五百万石(ごひゃくまんごく)

五百万石は、山田錦と並んで2大巨頭として君臨する有名な酒米です。味わいは淡麗でスッキリとした辛口のタイプの日本酒に仕上がるのが特徴で、新潟の端麗辛口の一端を担っています。

◆美山錦(みやまにしき)

美山錦は長野県を代表的な産地とする品種で、昭和53年に長野県農業試験場で突然変異によって生まれた比較的新しい酒米です。美山錦で造られた日本酒は、五百万石に近いスッキリとした軽快な味わいが特徴です。

さやかちゃん

酒米の品種によって日本酒の味や香りが変わるなんて…。ビックリ!

関連記事
酒造りに特化した酒造好適米(酒米)とは?|酒米の持つ4つの性質
【山田錦・五百万石・美山錦】は日本酒の風味が違う!|生産地で変わる酒米の特徴とは?

④特定名称酒で選ぶ|純米系のお酒は精米歩合で味も価格帯も変わる

純米酒は、「特定名称酒」と呼ばれる国税庁が定めた「清酒の製法品質表示基準」に要件が定められている日本酒の一種です。

特定名称酒は「純米酒」「吟醸酒」「本醸造酒」など、原料や精米歩合、製法に応じて8種類に分類されています。

特定名称酒と要件
特定名称酒 原料 精米歩合 香味の要件
本醸造酒 米・米麹・水
醸造アルコール
70%以下 香味、色沢が良好
吟醸酒 60%以下 吟醸造り、固有の香味
色沢が良好
大吟醸酒 50%以下 吟醸造り、固有の香味
色沢が特に良好
特別本醸造酒 60%以下または
特別な製造方法
香味、色沢が特に良好
純米酒 米・米麹・水 規定なし 香味、色沢が良好
純米吟醸酒 60%以下 吟醸造り、固有の香味
色沢が良好
純米大吟醸酒 50%以下 吟醸造り、固有の香味
色沢が特に良好
特別純米酒 60%以下または
特別な製造方法
香味、色沢が特に良好

その中で「米・米麹・水」だけで造られた日本酒は「純米系」と呼ばれ、以下の4種類があります。

「純米系」の日本酒

  1. 純米酒
  2. 特別純米酒
  3. 純米吟醸酒
  4. 純米大吟醸酒

この4種類の純米系の日本酒は、精米歩合と製法に違いがあり、味や香りに以下のような特徴がありますのでそれぞれご紹介します。

特別純米酒

「精米歩合60%の酒米を使用」または「特別な製法で醸造」のいずれかの条件を満たした純米酒です。

特別な製法とは上槽を「木槽しぼり」で行ったり、農薬・化学肥料の使用を抑えた酒米を原料にしているなどがありますが、酒税法で決まりがあるわけではありません。

特別な製法についてはラベルの表記義務がありますので、気になる方はチェックしてみてください。

特別純米酒は、お米の味わいを感じながらもスッキリとした個性的な味わいを楽しむことができます。

純米吟醸酒

精米歩合60%以下の酒米を使い、吟醸造りで長期低温発酵させた純米酒です。

純米吟醸酒の特徴は、お米の旨味とフルーティーな香りのバランスに優れている点です。

そのため、バナナやリンゴなどの「吟醸香」を楽しみなら食前・食後酒で、またお米の風味と薄味の和食と合わせて食中酒でも楽しむことができます。

純米大吟醸酒

精米歩合50%以下まで酒米を丹念に磨いて吟醸造りで造られた純米大吟醸酒は、数ある日本酒の中でも「最高峰」に位置するお酒といえます。

一切の雑味にないクリアな味わいと、純米吟醸酒よりもさらに華やかな純米大吟醸香は食前・食後酒にゆったりと味わいたい1本です。

「白ワイン」に例えられるフルーティーな味わいは女性や日本酒初心者におすすめですが、手間ひまかけて造られている分お値段は高めです。

関連記事:日本酒の特定名称酒とは?|8種類の製法や味わいの違いを徹底解説!

⑤価格で選ぶ|比較的安価な純米酒は毎日の晩酌酒にピッタリ

純米酒はリーズナブルでお求めやすい

純米酒の魅力はコストパフォーマンスの良さにもあります。

純米酒は、醸造アルコールや糖類、酸味料などの副原料が使われていません。また、お米もあまり削る必要がないため、原材料にかけるコストを低く抑えることができます。

そのため、純米酒は比較的リーズナブルなものが多く、毎日の食中酒として気楽に飲めるところが魅力のひとつです。

さやかちゃん

リーズナブルで美味しい!晩酌酒は純米酒で決まりですね!

純米酒の美味しい飲み方|純米酒の醍醐味はお燗酒の豊かな風味

日本酒の湯煎

お燗酒イメージが強い純米酒ですが、どのような飲み方が最も適しているのでしょうか。

以下では、純米酒を美味しく飲むための「温度」や「料理のペアリング」についてご紹介します。

飲むときの温度|おすすめは花冷え(10℃程度)からぬる燗(40℃)

お燗酒の温度と「香りと味わい」の変化
お燗の呼び名 温度 (徳利の温度) 香りと味わい
ぬる燗(ぬるかん) 40~45℃(やや温かい) 香りの輪郭がはっきり感じられる
人肌燗(ひとはだかん) 35~40℃(ほんのり温かい) 味わいが膨らみはじめる
日向燗(ひなたかん) 30~35℃(温度を感じない) ほんのり香味が感じられる
涼冷え(すずびえ) 15℃程度(冷蔵庫から出して少し
経過したくらいの温度)
華やかな香りやとろみのある味わい
がある
花冷え(はなびえ) 10℃程度(冷蔵庫で冷やしたくら
いの温度)
香りが小さくなり喉越しがよくなる

お燗酒のメージが強い純米酒ですが、実は冷酒から熱燗まで、幅広い温度帯で美味しくいただけるのが大きな魅力です。

幅広い温度帯で楽しめる「純米酒」

  • 冷やした純米酒
    ⇒お米の濃厚な旨味・コクがサッパリして喉越しが良くなる
  • 温めた純米酒
    ⇒お米の香りと味が膨らんで旨味やコクがさらに引き立つ

さまざまな温度帯で楽しめる純米酒ですが、花冷え(10℃程度)~ぬる燗(40℃)は純米酒の特徴であるお米の風味を最も感じることができるためオススメです。

サケ丸

日本酒は同じ銘柄でも温度によって味が微妙に変わるんだ!いろんな温度で飲んで、自分に合った香りや味を見つけるのも楽しみのひとだね♪

関連記事
お燗酒の作り方|湯煎と電子レンジによる日本酒の温め方のコツとは?
【日本酒の冷酒】全3種類をご紹介|冷酒の「呼び名」「味わい」は温度によって変わる

相性の良い料理|濃い目の料理とベストマッチ

純米酒と相性の良い料理
和風 中華 洋食
●タレの焼き鳥
●おでん
●肉じゃが
●塩辛
●餃子
●酢豚
●八宝菜
●焼豚
●ハンバーグ
●クリームシチュー
●グラタン
●ビーフステーキ

お米のふくよかな香りとコクのある旨味を持つ純米酒は、料理との相性が多彩です。

発酵食品や風味豊かな食材に対応する強さがあり、クリームシチューやグラタンなどのクリーム系の料理と相性抜群です。

また、旨味の強い食材や香ばしく焼いた料理と合わせると、純米酒の風味との相乗効果が期待できますので、おすすめです。

さやかちゃん

純米酒は、料理と合わせやすいところが良いですね♪

純米酒の保存方法|常温保存できるところが嬉しい

床下収納

純米酒は、「火入れ」と呼ばれる低温殺菌を貯蔵タンクに入れる直前に1回、出荷前の瓶詰めの直前の1回の合計2回行われています。

そのため、瓶内の酵母や酵素の活動がストップしていて酒質が安定していますので、常温保存することができます。

純米酒の保存方法と賞味期限

  • 保存方法:常温保存(光の当たらない冷暗所)
  • 賞味期限:製造年月日から10ヶ月(開封後は7~10日)

サケ丸

光の当たらない涼しいところ(20℃前後)で保管してね!
MEMO
日本酒はアルコールが含まれていますのですぐに腐ることはありません。そのため、日本酒のラベルには賞味期限の表示義務はなく、製造年月日のみ表示されています。

まとめ:毎日の晩酌酒はお米の風味を楽しめる純米酒がおすすめ!

ルームウェアの女性

今回はお米本来の味や香りがストレートに堪能できる純米酒について、おすすめの10本をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

純米酒はお米だけで造られたお酒で、吟醸酒のように醸造アルコールが入っていません。

純米酒と吟醸酒の原料の比較

  • 純米酒 ⇒ 米 + 米麹 + 水
  • 吟醸酒 ⇒ 米 + 米麹 + 水 + 醸造アルコール

そのため、りは穏やかですがお米の奥深い香りを感じることができます。

純米酒の特徴(香り)

  • 吟醸酒と比べると香りは穏やか
  • お米の奥深い香り

また、純米酒はあまり精米していない低精米を使って造られていますので、お米の旨味やコクをしっかり味わうことができます。

サケ丸

純米酒は、香りよりもお米の味を楽しむお酒だね!

さやかちゃん

精米すればするほど、お米の旨味やコクは感じにくくなるんですよね!

「純米酒といえばお燗酒」というイメージが強いと思います。

例えば、冷めたご飯は温めると香りが広がり、甘みも増しますよね。純米酒も同じで、燗付けすることで、お米の風味がさらに引き立ちます。

ただ、純米酒は冷酒からお燗酒まで幅広い温度帯で美味しくいただけるのも魅力のひとつです。

おすすめの温度帯は花冷え(10℃程度)~ぬる燗(40℃)で、純米酒の特徴であるお米の風味を最も感じることができます。

サケ丸

いろんな温度に温めてみて、自分の好みの味わいを見つけましょう

純米酒は以下の理由でコストを低く抑えることができます。

  • 醸造アルコールなどの副原料が使われていない
  • お米をあまり削る必要がないため酒米の原材料費が安くなる

そのため、リーズナブルな価格設定なものが多く、毎日の晩酌酒にピッタリです。

どれを選んだら良いのか分からない…、そんな方のために本記事では10本の吟醸酒をご紹介しましたので、是非参考にしてください。

本記事が、ピッタリな日本酒を見つける一助になりましたら幸いです。

それではまた!

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