日本酒が造られる11月から翌年の3月にかけては、しぼりたての新酒が味わえる季節でもあります。
サケ丸
さやかちゃん
日本酒の新酒は、昔は蔵の中でしか味わえない希少なお酒でした。
冷蔵技術が発達した近年は、誰もが気軽に新酒を味わうことができるようになり、多くの日本酒通は新酒の販売が始まる季節を心待ちにしています。
サケ丸
さやかちゃん
そこで本記事では、ピチピチと弾けるフレッシュな新酒について、おすすめの10本をご紹介します。
フレッシュで軽快な飲み口の新酒は、日本酒を初めて飲む方や女性にもピッタリですので、寒い季節の旬の味わいをぜひお試しください。
- 日本酒の新酒おすすめ10選
- 新酒の醸造や販売される時期
- 新酒のおいしい飲み方
- 新酒の保存方法
目次
日本酒の新酒とは|しぼりたてを味わえる季節限定の爽やかなお酒
日本酒は「寒造り」といって、12月から翌年2月ころの最も寒さが厳しい時期に酒造りが行われます。
そしてこの時期は、日本酒ファンが心待ちにしているしぼりたての日本酒が味わえる季節でもあります。
こちらでは、季節限定の冬酒である「新酒」について、香りや味わいの特徴をご紹介します。
新酒の味わい|弾けるような若々しさとほのかな苦味が特徴
新酒は、醪(もろみ)から絞られて日が経っていない出来立ての日本酒ですので、弾けるような若々しさと、ほのかな苦味や酸味が特徴です。
一般的な日本酒は、味が落ち着くまで貯蔵タンクで熟成されますが、新酒はしぼりたての状態で出荷されるため、新鮮な日本酒を気軽に家庭で楽しむことができます。
サケ丸
新酒の香り|吟醸香のようなフレッシュさを感じる香りが特徴
新酒には、「新酒ばな」と呼ばれる吟醸香に似た特有の若々しい香りを放ちます。
新酒はお燗にすると新酒特有の香りが強く感じることがありますので、一般的に冷やして飲むのが良いとされています。
吟醸酒系のお酒が持つ特有のリンゴやメロン、バナナを思わせるフルーティーな香りのこと。
醪(もろみ)を低温で長期間じっくりと発酵させる(吟醸造り)と酵母に強いストレスがかかり「エステル類」を生成します。この「エステル類」が吟醸香(ぎんじょうか)の主要成分で、吟醸造りで造られた日本酒はフルーティーな香りを発するようになるのです。
サケ丸
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なお、以下の記事では果実の香りと淡麗な味わいが特徴の吟醸酒について、おすすめの10本を紹介していますので、併せてご覧くださいませ。

新酒を熟成させた「ひやおろし」とは|旨味たっぷりの秋の味覚
しぼりたての日本酒を冬から春にかけて出荷するお酒が「新酒」ですが、冬に絞った新酒をひと夏熟成させ秋口に出荷するお酒を「ひやおろし」「秋あがり」といいます。
ひやおろしは、アルコールの角が取れたまろやかで円熟味のある深い味わいが特徴で、芋、きのこ、栗、銀杏、サンマ、きのこなど旬を迎えた秋の味覚と合わせ飲むのにピッタリなお酒です。
以下の記事では、「ひやおろし」のおすすめの10本を紹介していますので、併せてご覧くださいませ。

サケ丸
さやかちゃん
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新酒おすすめ10選|万人する飲みやすい銘柄をピックアップ!
ここでは、新酒のおすすめ10選をご紹介します。
寒い冬から初春にかけて出荷される新酒は、春の訪れを感じさせる季節の限定酒です。
ワインには「ボジョレーヌーボ」のように新酒を祝う文化がありますが、日本酒の新酒はボジョレーヌーボと役割が似ており、「日本酒版ヌーボ」と呼ばれるにふさわしい存在です。
そこで、こちらでは誰でも美味しく飲める新酒を複数のタイプの中から10本厳選しましたので、購入の際の参考にご覧ください。
①蓬莱泉 特別純米 新米新酒しぼりたて生酒 限定品(愛知県)
酒米 | 夢山水 |
---|---|
精米歩合 | 55% |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
味わい | やや辛口 |
飲み方 | 冷酒 |
②来福 純米大吟醸生酒 もも(茨城県)
酒米 | 出羽燦々 |
---|---|
精米歩合 | 50% |
日本酒度 | -3.0 |
酸度 | 1.4 |
味わい | やや甘口 |
飲み方 | 冷酒 |
③日本酒 雪の茅舎 純米吟醸 生酒(秋田県)
酒米 | 山田錦、秋田酒こまち |
---|---|
精米歩合 | 55% |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
味わい | やや辛口 |
飲み方 | 冷酒 |
④酔鯨酒造 特別純米酒 しぼりたて生酒(高知県)
酒米 | 酒造好適米 |
---|---|
精米歩合 | 55% |
日本酒度 | +6.50 |
酸度 | 1.75 |
味わい | 辛口 |
飲み方 | 冷酒 |
⑤三百年の掟やぶり 本醸造無濾過生原酒(山形県)
約300年の歴史をもつ老舗蔵元・本家寿虎屋酒造が醸すしぼりたての無濾過生原酒です。醪(もろみ)から搾られた原酒を何も手を加えずに瓶詰めされたこのお酒は、アルコール度数19.5度!濃厚な味わいと生酒特有の瑞々しさを併せ持っています。リーズナブルな価格にもかかわらず高品質でコスパの高いため、毎年リピーターが続出するほどの人気銘柄です。
にっぽんの宝物 JAPAN大会2019 農産物加工部門で審査員特別賞を受賞するなど、品評会でも高い評価を受けています。
酒米 | 出羽燦々 |
---|---|
精米歩合 | 65% |
日本酒度 | +12.0 |
酸度 | 1.7 |
味わい | 辛口 |
飲み方 | 冷酒・常温 |
⑥AKABU F NEWBORN 生酒 1800ml(県)
酒米 | 岩手県産米 吟ぎんが100% |
---|---|
精米歩合 | 60% |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
味わい | 辛口 |
飲み方 | 冷酒 |
⑦陸奥男山 CLASSICヌーボー生(青森県)
青森県の港町 八戸で愛される地酒「陸奥男山の新酒が「陸奥男山 CLASSICヌーボー」です。こちらのお酒は、醸造アルコールを添加した普通酒ですが、新酒らしいフルーティーな香りとフレッシュでスッキリ・キレのある後味は普通酒とは思えない上質な仕上がりです。
全国燗酒コンテスト2019では金賞を受賞するなど、温めると一段と旨さが増す「燗あがり」するお酒です。
酒米 | 麹:華吹雪 掛:まっしぐら |
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精米歩合 | 麹:55% 掛:70% |
日本酒度 | +5.0 |
酸度 | 1.3 |
味わい | 辛口 |
飲み方 | 冷酒・常温・ぬる燗 |
⑧あさ開 純米大吟醸新酒 生原酒(岩手県)
酒米 | 米(国産) |
---|---|
精米歩合 | 50% |
日本酒度 | +2.0 |
酸度 | 1.5 |
味わい | やや辛口 |
飲み方 | 冷酒 |
⑨鳳凰美田 初しぼり 純米吟醸 無濾過 本生(栃木県)
酒米 | 五百万石 |
---|---|
精米歩合 | 55% |
日本酒度 | ±0 |
酸度 | 1.8 |
味わい | 辛口 |
飲み方 | 冷酒・常温・ぬる燗 |
⑩日本酒 紀土 KID 純米吟醸 しぼりたて生(和歌山県)
第3回酒-1グランプリで優勝するなど、品評会でも高い評価を受けています。
酒米 | 雄町 |
---|---|
精米歩合 | 60% |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
味わい | 辛口 |
飲み方 | 冷酒・常温 |
新酒の選び方|3つのポイントをご紹介
バラエティに富んだ様々な味や香りの新酒の中から、自分にピッタリな1本を探し出すのはなかなか難しいですよね。
そこで、「4つのポイント」をご紹介しますので、新酒を購入する際の参考にご覧ください。
①甘口・辛口で選ぶ|日本酒度と酸度で日本酒の甘辛が分かる
日本酒には甘口と辛口がありますが、瓶のラベルに記載されている「日本酒度」「酸度」「アミノ酸度」を理解すると、日本酒の甘辛や味わいの傾向をある程度つかむことができます。
◆日本酒度|糖分の含有量を表す指標(甘口/辛口)
日本酒度は、日本酒の甘口・辛口の判断の目安として使われています。
日本酒に糖分が多く含まれていれば日本酒度はマイナス、少なければ日本酒度はプラスになります。
+6.0以上 | +3.5~+5.9 | +1.5~+3.4 | -1.4~+1.4 | -1.5~-3.4 | -3.5~-5.9 | -6.0以上 |
大辛口 | 辛口 | やや辛口 | 普通 | やや甘口 | 甘口 | 大甘口 |
◆酸度|酸の含有量を表す指標(濃い/薄い)
酸度は、酒中に含まれる酸(コハク酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸)の量を示す指標で、日本酒にキレを与える効果があります。
日本酒度が同じであれば酸度が高いほうが辛口、低いほうが甘口に感じられます。
1.6以下 | 1.6~1.8 | 1.8~2.4 | 2.4以上 |
少し薄い | 普通 | 少し濃い | かなり濃い |
◆アミノ酸度|アミノ酸の含有量を表す指標(濃厚/淡麗)
アミノ酸度は、酒中に含まれるアミノ酸の量を示す指標で、日本酒に旨味やコクを生み出す高価があります。
日本酒度が同じであれば、アミノ酸度が高いほうが甘口、低いほうが辛口の味わいになります。
1.0未満 | 1.0~2.0 | 2.0を超える |
淡麗 | 一般的 | 濃厚 |
◆日本酒度・酸度|両者の相関関係から甘口・辛口を見極める
日本酒の甘口・辛口、濃厚・淡麗などの味わいは、日本酒度と酸度のバランスによって決まります。
そこで、日本酒度と酸度の数値によって日本酒の味わいがどのように変わるのか図にしましたので、日本酒選びの参考にしてください。
- 醇辛口…お米のコクとキレのある喉越しが特徴
- 濃醇甘口…お米のコクと優しい甘みが特徴
- 淡麗辛口…スッキリとした味わいとキレのある喉越しが特徴
- 淡麗甘口…スッキリとした味わいと上品な甘みが特徴
さやかちゃん
関連記事:日本酒の甘口・辛口の違いとは?|日本酒度・酸度・アミノ酸度と味わいの関係
②味の濃淡で選ぶ|精米歩合でスッキリ感や濃厚感が分かる
精米歩合とは、お米の表面を削って残った酒米の割合をパーセンテージ(%)で表したものです。
例えば、精米歩合60%はお米を削ってもとの60%にした状態で、削られた部分(ぬか)は40%ということになります。
お米の表層部にはタンパク質と脂質が多く含まれていて、多くなると雑味や味の多いお酒になりますが、適量であれば旨味やコクのあるお酒になります。
精米歩合と日本酒の味わいには以下のような関係かあります。
- 精米歩合の値が低い(お米をたくさん削っている)
⇒香り豊かで雑味のないスッキリとした味わい - 精米歩合の値が高い(お米をあまり削っていない)
⇒香り控えめで米の濃厚で深みのある味わい
サケ丸
さやかちゃん
関連記事:精米歩合とはお米の削り具合を示す指標|精米歩合で変わる日本酒の味わいとは?
③お酒の種類で選ぶ|生原酒・無濾過・にごり酒の3タイプをご紹介!
日本酒には、醸造方法によってさまざまなタイプのお酒があり、見た目だけでなく、味や香りに異なる特徴を持っています。
こちらでは、数ある日本酒タイプの中から、「生原酒」「無濾過」「にごり酒」の3タイプの新酒についてご紹介します。
◆生原酒の日本酒
生原酒は、日本酒の醸造工程の中で「加水調整」と「火入れ」が行われていないお酒です。
- 加水調整
⇒醪(もろみ)から搾られた原酒は、アルコール度数が20度前後と非常に高いため、飲みやすいように加水してアルコール濃度を15度前後になるよう調整します。この作業を加水調整と言います。 - 火入れ
⇒日本酒は、火落ち菌の殺菌や微生物(酵母・酵素)の活動を停止させて品質を安定させることを目的として加熱処理を行います。この作業のことを「火入れ」と言います。
生原酒は、アルコール度数が18%~20%前後と高く、生酒のフレッシュな味わいと原酒のパンチのある濃厚な旨味を併せ持ったお酒です。
サケ丸
◆無濾過の日本酒
醪(もろみ)から搾られた原酒は、滓(おり)と呼ばれる細かな酒粕が浮遊していますので、滓引きと濾過の作業で取り除かれて、透明な日本酒が出来上がります。
- 滓引き(おりびき)
⇒醪(もろみ)を搾って抽出した原酒をタンクに入れて一定期間静置し、滓が沈殿した原酒の上澄み部分を別タンクに移します。この作業のことを「滓引き(おりびき)」言います。 - 濾過(ろか)
⇒滓引きした上澄み(原酒)は薄黄色をしていて微細な滓がまだ残っています。そこで、活性炭素やろ過フィルターを通して色や滓を取り除きます。この作業のことを「濾過(ろか)」言います。
無濾過の日本酒は、酒中に細かな滓が残っていますので、旨味成分がたっぷりと含まれた濃厚な味わいを楽しむことができます。
サケ丸
◆にごり酒
醪(もろみ)を搾る方法は「ふな搾り」「自動圧搾機」「袋吊り」の3つがありますが、にごり酒は「ふな搾り」の際に目の粗い酒袋で搾ることによって、酒中に細かな米粒を残した薄濁りの白濁酒です。
にごり酒は、酒粕成分が豊富に含まれていますので、トロンとした滑らかな口当たりと、甘酒に似た爽やかなお米の甘みを堪能することができます。
サケ丸
④お米で選ぶ|酒米の品種や産地で多様な風味を生み出す
日本酒の原料で使われているお米は、日本酒造りのために品種改良された「酒造好適米」が使われていることが多いです。
酒造好適米の品種によって日本酒の風味はガラリと変わります。日本酒を購入する際は、ぜひお米にも注目してみてください。
◆山田錦(やまだにしき)
山田錦は「酒米の王様」と呼ばれるほど有名な酒米です。山田錦を使って造られた日本酒は、香りが高く繊細でスッキリとした味わいが特徴です。
◆雄町(おまち)
雄町は慶応2年にはすでに栽培されていた日本最古の酒米です。雄町で造られた日本酒は、コクのある味わいと甘味と酸味のバランスに優れた日本酒に仕上がります。
◆五百万石(ごひゃくまんごく)
五百万石は、山田錦と並んで2大巨頭として君臨する有名な酒米です。味わいは淡麗でスッキリとした辛口のタイプの日本酒に仕上がるのが特徴で、新潟の端麗辛口の一端を担っています。
◆美山錦(みやまにしき)
美山錦は長野県を代表的な産地とする品種で、昭和53年に長野県農業試験場で突然変異によって生まれた比較的新しい酒米です。美山錦で造られた日本酒は、五百万石に近いスッキリとした軽快な味わいが特徴です。
さやかちゃん
関連記事
→酒造りに特化した酒造好適米(酒米)とは?|酒米の持つ4つの性質
→【山田錦・五百万石・美山錦】は日本酒の風味が違う!|生産地で変わる酒米の特徴とは?
新酒の飲み方|軽快な味わいの新酒は冷酒で薄味の料理と合わせる
華やかな香りとスッキリとした味わいの新酒は、飲み方によって香味のバランスを崩してしまうことがあります。
そこで、新酒を美味しく飲むためのおすすめの温度や相性の良い料理をご紹介します。
飲むときの温度|10℃(花冷え)から15℃(涼冷え)がおすすめ
区分 | 温度 | 香りと味わい |
雪冷え(ゆきびえ) | 5℃程度(氷水くらいの温度) | 香りがあまり感じられず味わい も感じにくい |
花冷え(はなびえ) | 10℃程度(冷蔵庫で冷やしたくら いの温度) |
香りが小さくなり喉越しがよく なる |
涼冷え(すずびえ) | 15℃程度(冷蔵庫から出して少し 時間が経過したくらいの温度) |
華やかな香りやとろみのある味 わいがある |
新酒は、冷蔵庫でキリっと冷やして飲むことをおすすめします。
新酒の特有の香りである「新酒ばな」は、冷やすことで抑えられ、サッパリとしたキレのある喉越しになります。
オススメの温度帯は10℃(花冷え)から15℃(涼冷え)で、新酒の香味を最もバランスよく堪能することができます。
関連記事:【日本酒の冷酒】全3種類をご紹介|冷酒の「呼び名」「味わい」は温度によって変わる
相性の良い料理|素材の味を生かした薄味の料理と好相性
和食 | 中華 | 洋食 |
・刺身 ・そば ・寿司 ・茶碗蒸 |
・かに玉 ・シュウマイ ・小籠包 |
・ロールキャベツ ・プレーンオムレツ ・スモークサーモン |
しぼりたての日本酒は、フレッシュでライトな味わいが特徴のお酒です。
そのため、味の濃い料理と一緒に飲むと、新酒が料理の味や香りに負けてしまいますので、素材の味を生かした薄味の料理と合わせると良いでしょう。
また、春の訪れを感じる新酒は春野菜や山菜、サヨリなど早春の食材とのマリアージュを楽しむこともできますので、寒い季節しか味わえない旬の味わいをぜひお試しください。
サケ丸
新酒を楽しく飲む|和らぎ水は二日酔いや悪酔いを防いでくれる
冷たく冷やした新酒は、清涼感が増してスッキリとした喉越しになりますので、スイスイと盃が進んでしまいます。
冷たい飲み物は胃腸の吸収が遅いため、酔いが回る前に大量のアルコールを摂取して二日酔いや悪酔いの原因となります。
そこでおすすめしたいのが「和らぎ水」です。
新酒と和らぎ水を交互に飲むことで、体内に取り込むアルコール濃度が薄まり、体へのダメージを軽減することができます。
和らぎ水の量ですが、お酒と同量を目安とし、必ず交互に飲むようにしましょう。
サケ丸
さやかちゃん
関連記事:和らぎ水とは?|日本酒版「チェイサー」は二日酔い防止に効果あり
新酒の保存方法|5℃前後の冷蔵保存が必要
新酒は、火入れをしていない「生酒」ですので、瓶の中で微生物(酵母・酵素)が生きたまま瓶詰されています。
そのため、温度が高くなると微生物の活動が活発になり、日本酒本来の香味のバランスを崩してしまいますので、冷蔵庫保存(5℃前後)のするようにしてください。
また、日本酒のラベルに賞味期限の表示はありませんが、一般的な日本酒の賞味期限が1年に対して新酒は9ヶ月と短いため、できるだけ早く飲み切るようにしましょう。
- 保存方法:冷蔵保存(10℃前後)
- 賞味期限:9ヶ月(開封後は7~10日)
サケ丸
関連記事:日本酒の保管で重要な3つのポイント|気を付けたい「光」と「温度」の管理
まとめ:スッキリ爽やかな春の限定酒をぜひお試しください!
今回は、フレッシュな味わいと、爽やかな果実の香りが特徴の日本酒の新酒について、おすすめの10本をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
新酒は、9月から10月の醸造年度内に収穫された新米で造られた出来立ての日本酒のことで、11月から3月にかけて販売される季節限定のお酒です。
サケ丸
さやかちゃん
春先に出来上がった新酒を、ひと夏越して秋に出荷する日本酒は「ひやおろし」「秋上がり」と呼ばれていて、新酒とは異なる濃厚な旨味や深い味わいを楽しくことができます。
サケ丸
さやかちゃん
新酒はスッキリとした味わいと、爽やかな果実香が香るお酒ですので、合わせる料理も素材の味を生かした薄味のものと相性が良いです。
- 和食:刺身、蕎麦
- 中華:カニ玉、シュウマイ
- 洋食ロールキャベツ、プレーンオムレツ
新酒を冷蔵庫で10℃から20℃に良く冷やしますと、香りが抑えられて喉越しがさらに軽快になりますのでオススメです。
さやかちゃん
本記事では、誰もが美味しくいただける軽快な味わいの新酒を10本ご紹介しましたので、購入する際の参考にしてくださいね。
それでは、また!